『朗読喫茶 噺の籠 （世界の名作編）』（CD全6巻）では、『朗読喫茶 噺の籠』シリーズ第一期、第二期、第三期”日本の名作編”に引き続き、 ”世界の名作”シリーズとして、長く愛され続ける世界の名作文学を２２作品厳選。
本作の朗読用に、新たにオリジナルのあらすじ台本として書き下ろしました。

サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、「ほんとうのこと」をまっすぐに求める星の王子様とのふれあいを描いた「星の王子様」（サン＝テグジュペリ）、長年、敵対してきた家モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットの運命に心動かされる「ロミオとジュリエット」（シェイクスピア）、仮面にその醜い顔を隠し、いつしかオペラ座の地下に住みついたエリックと美しい見習い歌手・クリスティーヌの切ない物語「オペラ座の怪人」（ガストン・ルルー）など、名作たちに、人気・実力を兼ね備えた豪華声優陣が新たに命を吹き込みます。

耳から心へと響き渡る名作の素晴らしさは朗読ならではの醍醐味です。
臨場感あふれる語りは、文字で目を追うよりも臨場感が高まり、作品の魅力が何倍にも膨らみます。

読書とは一味違う楽しみを、ぜひお試しください。

「星の王子様」 内山昂輝

地の文はもちろん、その上でいろいろなキャラクターが話し出すのをまとめて一人が表現する朗読というのは、難しいなと思いました。
【プロフィール】
8月16日生まれ、埼玉県出身。 『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス役、 『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「賢者の贈り物・最後の一葉」 駒田航

一言で良いお話だねとは終われない、両作品とも大変切なくて、心に何かが刺さる感覚がありました。
ただ確実にあたたかさが最後には残って、人を想う気持ちというものを意識したくなります。噛みしめながら朗読させて頂きました。
【プロフィール】
9月5日生まれ、ドイツ連邦共和国出身。『アイドルマスター SideM』の古論クリス役をはじめ、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の入間銃兎役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「クリスマス・キャロル」 小野大輔

子供のときは教訓を、大人になると共感をおぼえる作品です。
いまだからこそわかるあたたかさがあって、読み手として熱量が上がりましたね。 年齢を重ねてまた朗読したいなと思いました。
【プロフィール】
5月4日生まれ、高知県出身。『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎役をはじめ、『おそ松さん』の松野十四松役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「ロミオとジュリエット」 鈴木崚汰

誰しもが目にしたことがあるであろう「ロミオとジュリエット」ですが、恥ずかしながら初めてその全容を目の当たりにしました。何年経っても色あせない作品力に脱帽です。
繰り返し聴いていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
【プロフィール】
12月22日生まれ、愛知県出身。『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の石上優役をはじめ、『Dr.STONE』の七海龍水役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「若草物語」 岡本信彦

ルイージメイオルコットの若草物語は今回初めて知りました。
四姉妹たちの成長を心情表現や経験から描写をさせていて、現代でも共感性の高い作品ではないのかなと思いながら朗読しました。
四姉妹の演じ分けは、できるだけ違和感がでない程度の音域で臨みました。

【プロフィール】
10月24日生まれ、東京都出身。『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己役をはじめ、『とある魔術の禁書目録』の一方通行〈アクセラレータ〉役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「美女と野獣」 木村良平

どんな世代の方がどんな環境で聞いても楽しんでいただけるような、ゆったりたっぷりとした朗読になりました。
世界観やメリハリを失うことなく描けているといいなと思います。
なかなかできないチャレンジなのでワクワクしました。
【プロフィール】
7月30日生まれ、東京都出身。『黒子のバスケ』の黄瀬涼太役をはじめ、『原神』のタルタリヤ役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「レ・ミゼラブル」 森川智之

海外の文学作品を朗読するのは楽しいですね。
それも誰もが知っているヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」ということで、今回、朗読を収録することで、またあらためてゆっくりと読書をしてみたくなりました。
また、長編の小説をコンパクトにしていても、十分に楽しめるものとなっていて、まだ作品にふれていない方がいらしたら、この機会に海外文学にも興味を持っていただけるのではないかと思っています。
【プロフィール】
1月26日生まれ、神奈川県川崎市出身の横浜市育ち。『鬼滅の刃』の産屋敷耀哉役をはじめ、『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし〈2代目〉役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「オペラ座の怪人」 速水奨

悲しくも、本当に美しい物語だと思います。
もっと別の生き方、もっと別のクリスティーヌとの接し方がなかったのかと考えましたが、やはりエリックにはこの選択肢しかなかったのでしょうね。悲しいけれど、やはり美しい。

【プロフィール】
8月2日生まれ、兵庫県高砂市出身。『BLEACH』の藍染惣右介役をはじめ、『ヒプノシスマイク』の神宮寺寂雷役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「初恋」 小林千晃

劇作家としても有名な、かのツルゲーネフの作品を朗読させていただいたのは初めての経験だったので、凄く新鮮で楽しかったです。僕自身読書が好きで、学生の頃は時間を忘れて明け方まで読み耽ってしまうこともありました。
しかし社会人になってからは本に触れる機会が減っていたので、今回のお仕事を通して改めて本の魅力に気付けました。さまざまな娯楽に溢れている現代社会ですが、これを機に朗読や本にも興味を持っていただけたら幸いです。
【プロフィール】
6月4日生まれ、神奈川県出身。『SK∞ エスケーエイト』のランガ役をはじめ、『憂国のモリアーティ』のルイス・ジェームズ・モリアーティ役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「ふしぎの国のアリス」 斉藤壮馬

日本文学の方のシリーズにも参加させていただきましたが、今回は世界文学シリーズということで、これまでとは違ったわくわくを感じました。翻訳文学の朗読というのは、個人的に今後もっと積極的に取り組んでいきたい仕事のひとつでしたので、今回お話をいただけてとても嬉しかったです。
今作はダイジェストということで、ここで興味を持たれた方は、ぜひ原作にもチャレンジしてみてくださいませ。ルイス・キャロル氏一流のユーモアと言葉遊びが堪能できると思います。
【プロフィール】
4月22日生まれ、山梨県出身。『さんかく窓の外側は夜』迎系多役、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』レーン・エイム役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「小公女」 保志総一朗

こういう朗読の形って自分的には久しぶりだったかもしれません。僕が子供の頃に慣れ親しんだ文学作品ですが、こういう形であらすじを今自分が読み聞かせるということに感慨深さも覚えつつ、非常に難しさと奥深さも感じました。
最初は少し堅苦しく読んでしまい「これはちょっと違うかな？」と思ったのでやり直したり試行錯誤しまして、最終的には聞いてる人にゆったり楽しんでもらえるような、そして自分も楽しみながら語らせていただきました。みなさまいかがでしたでしょうか？
【プロフィール】
5月30日生まれ、福島県会津若松市出身。『機動戦士ガンダムSEED』のキラ・ヤマト役をはじめ、『アイドリッシュセブン』の百役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「十五少年漂流記」 羽多野渉

生の朗読劇のように、集中力を切らさないように収録させて頂きました。楽しい時間でした。
【プロフィール】
3月13日生まれ、長野県出身。『僕のヒーローアカデミア』の心操人使役をはじめ、『アイドリッシュセブン』の八乙女楽役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「赤毛のアン」 浪川大輔

アンの心情や生い立ちを知ることができて、読みながらワクワクさせて頂きました。
長すぎず、短すぎず、聞きやすい長さになっていると思いますので、是非楽しんで頂ければと思います。
【プロフィール】
4月2日生まれ、東京都出身。『ヘタリア』のイタリア役をはじめ、『ルパン三世』の石川五ェ門役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「マッチ売りの少女・人魚姫」 下野紘

朗読や読み聞かせって、ホント楽しいですね！ここはどう読もう、どうしたらちゃんと伝わるかななど、いろいろ自分なりの解釈やアレンジを加えられるところも面白いですよね。
今回、『マッチ売りの少女』、『人魚姫』という、皆さんもよく知っているようなお話を読ませてもらいましたが、実は意外と知らなかった展開や結末に、ボク自身驚きました！そんなところも含めて、楽しく聴いていただけたら、幸いです！
【プロフィール】
4月21日生まれ、東京都出身。『鬼滅の刃』の我妻善逸役をはじめ、『うたの☆プリンスさまっ♪』の来栖翔役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「星の銀貨・他」 西山宏太朗

今回はグリム兄弟の異なる三作品を朗読させていただきました。
子どもの頃に触れてはいたものの、大人になって改めて読んでみると想像以上に新たな発見がたくさんありました。こんなにも読むタイミングで受け取り方が変わるのかととても面白かったです。
今回お聞きいただいたこのCDも、今後繰り返し聞いていくうちに印象が変化していくかもしれません。そんなことも楽しんで頂けますと幸いです。
【プロフィール】
10月11日生まれ、神奈川県出身。『あんさんぶるスターズ！』の深海奏汰役をはじめ、『メジャーセカンド』の佐藤光役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「シャーロックホームズ」 細谷佳正

『凡人』であるワトソンは『天才』であるホームズに憧れや尊敬の念を抱いていますが、『凡人』であるワトソンがいなければ、『天才』であるホームズは一般的な人間関係や生活を営んでいけないかもしれない気がします。 ホームズには通訳が必要です。凡人にも彼の考えを伝えることができるワトソンのような通訳が。その関係性が面白くて、興味深く感じました。
【プロフィール】
2月10日生まれ、広島県出身。『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役をはじめ、『進撃の巨人』のライナー・ブラウン役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「怪盗紳士ルパン」天�ｱ滉平

あっという間に終わってしまいました！！！
朗読喫茶は以前も参加させて頂きまして、とっても楽しかったし、勉強になったし貴重な経験だったのでまた出演できて嬉しかったです。
ナレーション部分とルパンをはじめとする登場人物全員をやらせて頂いたのですが、怪盗ルパンを演じられる日が来るとは！とっても光栄でした。
【プロフィール】
10月22日生まれ、大阪府摂津市出身。『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の山田三郎役、『Re:ゼロから始める異世界生活』のオットー・スーウェン役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

「黒猫」 関俊彦

エドガー・アラン・ポーの「黒猫」は、 学生時代に読んで、なんて幻想的で不気味な作品だと感じた覚えがあります。こんな短編作品なのに、物語の起承転結がしっかりと描かれていて、さすがポーの代表作だけあるなと思いました。学生時代は、誰でも一度は、オカルトや怪奇的な物語に惹かれる事があると思います。 私の場合は、ポーはポーでも、江戸川乱歩の方でした。図書室にあった児童向けの怪人二十面相ものを好んで読み漁り、ドキドキワクワクしていたように思います。あとは横溝正史さんの金田一耕助シリーズも怖かったですね。
「恐怖」という感覚を、現代のような映像作品ばかりではなく、文学として小説から体感することは、私たちにとって大切な事かもしれませんね。

【プロフィール】
6月11日生まれ、栃木県出身。『忍たま乱太郎』の土井先生〈土井半助〉役をはじめ、『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。