パズルで脳を活性化させましょう。

『パズルで脳トレーニング -ひらめき編-』には様々なパズルがありますが、例えば平面のパズルは、まずピースを広げて、数や形を認識して記憶します。この作業は空間認識をつかさどる「頭頂葉」が働きますし、一時記憶に関わる「前頭連合野」が活性化することになります。立体のパズルではさらに手順を推理して、それを覚えていくことが必要とされるため、思考や推理をつかさどる「前頭葉」を使い、それを記憶することで「側頭葉」を刺激します。

また、木製パズルを解くには、並べたり揃えたり工夫しながら指を動かします。指は脳に繋がる神経が多いため、試行錯誤しながらピースを手で動かすことで、脳の広い範囲を活性化できます。このように木製パズルは、総合的に見て脳トレに適しているのです。

短時間で気楽にチャレンジ!マイペースに楽しんでください。

まずは難しく考えずに興味を持ったものから取り組んでください。1つあたり10分〜15分を目処に考えて、途中で他のパズルを先に進めても構いません。
また、「解けないかもしれない」という不安からパズルを遠ざける人もいますが、一度目は解き方を見ながらやってみるのも良いでしょう。まず完成できると、達成感や充実感を味わうことができ、自信になります。そして一度出来たら、今度は解答を見ないで挑戦してみましょう。何度繰り返してやっても、飽きずに楽しく脳を刺激できるのがパズルの良いところです。

専門医もおすすめ!

指や口を使うと、脳の広い部分が刺激され、特に「前頭前野」という場所が活性化されることが実験で証明されています。なので、こういう立体パズルを触っているだけでも十分脳に対して刺激になると言われています。また、複数の仕事をこなす「マルチタスク」を脳に与えることも同様にお勧めです。例えば、誰かと一緒にパズルの解き方を教え合ったりすることで、しゃべりながら手を動かすという「マルチタスク」が行われることになります。だから、1人でパズルに取り組んでももちろん脳の活性化につながると思いますが、誰かと会話しながら解くとより良いかもしれませんね。

また、『パズルで脳トレ』には「テーブル脳トレ」という問題集もついていますが、これはとても良いですね。「読み」「書き」の部位、空間を理解する部位といったいろいろな脳の部位を刺激することが脳活性につながります。ぜひ、「木製パズル」と「テーブル脳トレ」の両方に取り組むことをおすすめします。