最もよく知られている『般若心経』。わずか三百字足らずの経文に「仏の知慧」が凝縮されて表現されています。短いお経ゆえに親しみやすく、また難解な教えを、ひろさちや先生がやさしく紐解きます。

• 大乗仏教のお経
• 魔訶般若波羅蜜多（まかはんにゃはらみった）心経」の意味
• 『般若心経』の要点
• 「空（くう）」とは何か
• 般若波羅蜜多の実践
• 仏の智慧
• やすらぎの境地へ

収録時間：約62分

病に伏せる在家信者の維摩を見舞うよう、お釈迦様が弟子たちに言いつけますが、弟子たちは毒舌家の維摩にいつも問答でやり込められていたため尻ごみします。それでもお釈迦様は、文殊菩薩を維摩のもとに行かせ…。くりひろげられる問答から、さまざまな教えが導かれる物語仕立てのお経です。

• 維摩居士（こじ）を訪ねる
• 小乗仏教をからかう
• 天女の花
• 心浄土浄（しんじょうどじょう）
• 煩悩は道場なり
• 共に悩み苦しむために
• 不二（ふに）の法門

収録時間：約55分

日本仏教の各宗の宗祖たちがみな重視した『法華経』。長大なお経の中には、さまざまなたとえ話が登場し、私たちを仏の世界にやさしく導こうとしています。

• 「妙法蓮華経（みょうほうれんげきょう）」の意味
• 仏が出現する目的
• 久遠実成（くおんじつじょう）の仏
• 仏子の思想
• 教えへの導き〜法華七喩（ほっけしちゆ）[一]
• 教えへの導き〜法華七喩[二][三]
• 教えへの導き〜法華七喩[四][五][六]
• 教えへの導き〜法華七喩[七]
• 人それぞれに応じた教え

収録時間：約60分

さまざまな姿をとって現れ、私たちを救ってくださる観音様。日本人が最も信仰する仏様についてのお経には、困難に出会ったときのヒントがたくさんあります。

• 観音様のお経
• 「音を観る」の意味
• 七難を救う[一][二]
• 七難を救う[三][七]
• 七難を救う[四][五][六]
• 三十三の変化身（へんげしん）
• お隣の人が観音様

収録時間：約57分

お釈迦様が悟りを開いたとき、その悟りの内容が説かれた『華厳経』。あまりに難解で、理解できる者がほとんどいなかったとされますが、ひろさちや先生はいくつかのキーワードをもとに、あなたをやさしく包み込む『華厳経』のメッセージを解説します。

• 悟りそのものを説いたお経
• 宇宙仏のメッセージ
• 一即多、多即一
• 性起説（しょうきせつ）と雑華厳飾（ざっけごんじき）
• 初発心時便成正覚（しょほっしんじべんじょうしょうがく）
• 旅する善財童子（ぜんざいどうじ）

収録時間：約53分

『浄土三部経』とは、浄土宗の開祖・法然が選定した『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』の三つのお経を指します。苦しみや悩みが一切ない極楽世界とはどんな所か、また、私たちはどうすれば極楽世界へたどり着けるのかを教えてくれます。

• 阿弥陀仏の極楽世界
• 一切の苦がない世界
• 極楽世界の設計図
• 法蔵菩薩（ほうぞうぼさつ）の誓願
• 青は青のまま光れるか
• 極楽世界へ行く方法
• 法然の感動
• 苦しみに耐える力

収録時間：約55分

お釈迦様がお亡くなりになる場面が描かれる『涅槃経』。そこでは、仏は永遠の存在であること、仏性はこの世のありとあらゆるものが持っていることなどが説かれます。

• 「涅槃」の意味
• 二つの『涅槃経』
• 諸行無常と「いろは歌」
• 色身（しきしん）を超えて
• 如来常住（にょらいじょうじゅう）、無有変易（むうへんやく）
• 一切衆生（いっさいしゅじょう）、悉有仏性（しつうぶっしょう）
• 世間の常識を捨てる
• 仏性を活かす

収録時間：約60分

密教、すなわち「秘密仏教」の経典である『大日経』は、私たちの「心」をじっくり観察し、分析し、どうしたら「仏の智慧」を得られるかを説きます。

• 密教の経典
• 心の受信装置
• 金剛薩埵（こんごうさった）の質問
• 菩提心（ぼだいしん）、大悲（だいひ）、方便
• 如実知自心（にょじつちじしん）
• さまざまな世間心（せけんしん）
• 十縁生句（じゅうえんしょうく）

収録時間：約52分