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江戸の町を彩る、 切なくも愛おしい人間模様。
一
二
三
四
五
「優しさ」と「粋」があふれる町――江戸。 そんな江戸市井の人々の暮らしには、温かさや可笑しさ、切なさがちりばめられた、味わい深い物語があります。 『宮部みゆき傑作選 聴いて味わう時代小説』は、ベストセラー作家・宮部みゆきさんの時代小説十二作品を、聴くだけでお楽しみいただける珠玉のCD朗読集です。 ほろり涙の人情話、くすりと笑える喜劇、ひやっとする怪談話まで…。 江戸情緒と人情味たっぷりの物語を、お楽しみください。
「おとっちゃんは必ず戻ってくる。 そして、月末には赤まんまを炊いて、 神様が戻ってくるのを、それでまた これからの一年を楽しく暮らせることを祝おう」
あらすじ 毎年、神無月になると必ず起こる押し込み(強盗)がある。 黒の装束に身を包んだ犯人の男が盗むのは、決まってその場にあるわずかな現金のみ。 そして現場には、なぜか小豆の粒が落ちていた。 なぜ、神無月でなければならないのか、そして、小豆の粒の秘密とは…。 奇妙な押し込みの謎が解けたとき、男が抱える悲しい運命が明らかになる――。
ここが聴きドコロ! 盗みを働く男、そして事件を調べる一人の岡っ引き。 追う男と追われる男、良心と使命の狭間で揺れ動く二人の胸中が、大杉連さんの語りで繊細に表現されています。
「さっきからおいらの目には、影がひとつ多いように見えるんだ。そんなこと、あるわけないよな?」
あらすじ 長月の十三夜、長屋の庭で影踏みをして遊ぶ子どもたちの中で、一人浮かない様子の少年・吉三。 自分たちの数よりひとつ、影が多いというのだ。 吉三を安心させるため、尤もらしい作り話をひねり出そうとした岡っ引きの政五郎だったが、やがて長屋の建つ土地にまつわる因縁話にたどりつく。 それは、身勝手な大人たちに翻弄された、孤独な少女の物語だった。
ここが聴きドコロ! 影の正体を取り巻く人々の悲しみ、怒り、優しさ。 登場人物たちのまっすぐな想いに、大きく胸打たれます。 隠居の老人、影の正体を追う男、拙い口調の少年―― 個性豊かな登場人物を巧みに演じ分ける萩原さんの朗読は必聴です。
「お由さんは、八重さんになったのです」今度こそ、佐一郎はぶるりと震えた。「土地の言葉で、〈ばんば憑き〉と申します」「〈ばんば〉というのは、強い恨みの念を抱いた亡者のことでございます」
あらすじ 箱根湯治の帰路、小間物商「伊勢屋」の佐一郎・お志津夫婦は、雨に降られ、途中の戸塚宿で一晩を過ごすことにした。 そこで、同じく足止めを食らった老女・お松と相部屋となる。お松へきつく当たるお志津にうんざりしつつも、妻に頭のあがらない婿養子の佐一郎は、何も言えずにいた。 その晩、佐一郎はお松の泣き声に目を覚ます。心配する佐一郎に、お松は五十年前の忌まわしい出来事について、静かに語りだした…。
ここが聴きドコロ! 事件について淡々と語るお松。しかし話が進むにつれ、お松の語りはみるみるうちに鬼気迫るものになっていきます。思わず息をのむ、中島朋子さんの怪演。圧巻の朗読をお楽しみください。
なぜ僕だけが生き残ったのだろう。
あらすじ 四十年前に見た奇妙な夢について、静かに語りだす白粉問屋の長次郎。 長次郎は、十歳のとき山津波で家族・友人全員を亡くしたのだという。頼る人も住む家も失った幼い長次郎は、網元の別宅、通称〝山御殿〟で過ごすこととなる。その山御殿で、長次郎が見たという奇妙な夢とは…。
ここが聴きドコロ! 山津波の後、一人生き残ったことへの罪悪感を抱えて生きてきた長次郎。四十年が経ち、幼い長次郎が見た不思議な夢の〝からくり〟に気づいたとき、長次郎の孤独は温かな光に包まれる…。 「どうしてあんさんを仲間はずれなんかにしますかいな」 ――物語のラストは、涙なしには聴けません。
ずうっと、このことは黙っていよう。 あたしと兄さん、姉さんが、 それぞれに秘密を抱えていたのと同じように、 お母さんにも人に言えないことがあったんだろう…。
ここが聴きドコロ! 誰かを想ってそれぞれが抱える秘密。そのやさしさに心が温まり、じんわり涙が込み上げてきます。
物言わぬ童子が泣くとき、惨劇の幕が上がる――。 「末坊が泣くのは、ちゃんと理由があるんだ。 こんな泣き方、ほかの子は誰もしないもの」
ここが聴きドコロ! 末吉は何を恐れ、泣き叫ぶのか。物語の最後まで、手に汗握る展開が繰り広げられます。
二人の人生は危うく揺れ動く。まるで運命のてんびんのように――。
あらすじ 姉妹同然に少女期を過ごした、しっかり者のお吉と引っ込み思案なお美代。早くに両親を亡くし、天涯孤独となった二人は、「将来、一緒に店を開く」という約束をし、支え合って生きてきた。 しかし、お美代に舞い込んだ縁談話をきっかけに、二人の関係は大きく崩れだす…。
ここが聴きドコロ! 他人と自分を比べて羨んだり、卑屈になったり…お美代に対するお吉の想いは、実に身近で深く共感できます。
あらすじ 代々の主人が短命なことと、奉公人へのしつけが厳しいことで有名な酒屋「兼子屋」。そこで働く女中・おさとが急死した。代わりに、妹のおゆうが奉公に上がることになった。兼子屋には、新入りの奉公人に、奥の「布団部屋」で一晩一人で寝かせる習わしがあり、やがておゆうにも、その夜がやってくる。「布団部屋」で眠りについたおゆうは、恐ろしい夢にうなされて…。
ここが聴きドコロ! 「布団部屋」の恐ろしい習わしから妹を救い出そうとする姉・おさとに、強い家族の愛を教えられます。
あらすじ 蝋問屋「岡田屋」で、一夜にして一家全員が亡くなる怪事件が起こった。 岡田屋の番頭・松五郎は、訪ねてきた町奉行の与力に岡田屋の主・市兵衛・お夏夫婦の悪評について語りだす。 代替わり後も店のことに口を挟む大おかみのお多津に苛立ちを募らせていたお夏は、お多津を座敷牢に閉じ込めてしまった。 ここから始まる悲劇の連続、そして怪事件の裏に隠された驚愕の真相とは…。
ここが聴きドコロ! 先代夫婦に恩義がある松五郎が、淡々とした語り口の中に垣間見せる悲しさやむなしさ、そして狂気を、笹野高史さんが見事に演じています。
あらすじ 夕暮れ過ぎ、錦糸堀で聞こえる「置いていけ」という恐ろしい声――。 魚屋だった夫を早くに亡くし、麦飯屋で働くおしずは、本所七不思議の一つ、釣り人がとった魚をねらう岸涯小僧の噂を耳にする。 おしずは客の話を聞くにつれ、岸涯小僧は、何者かに殺されたおしずの夫・庄太の生まれ変わりではないかと思い始める。意を決し、深夜幼い息子を抱いて錦糸堀に向かったおしずの耳に、“あの”声が…。
ここが聴きドコロ! 真相を確かめに向かった錦糸堀で恐怖に震えるおしず・中越典子さんの熱演が、その場に居合わせているような緊張感を味わわせてくれます。
あらすじ 〈何でも屋〉の柳井源五郎右衛門は、ある日娘の加奈から奇妙な話を聞かされる。 源五郎右衛門の家に住みつく三毛猫・タマは実は化け猫で、源五郎右衛門に頼みごとがあるというのだ。 そしてある夜、タマだと名乗る女・お玉が源五郎右衛門のもとを訪れる。 お玉の頼みごととは、人に仇なす木槌の物の怪・野槌を斬って成仏させてほしいというものだった。
ここが聴きドコロ! 化け物の成仏という大役を頼まれた源五郎右衛門の不安や葛藤など心の機微が、佐野史郎さんの語りで細やかに表現されています。
あらすじ 不器量で大女、おまけに乱暴者のお信に、美男で有名な木屋の繁太郎との夢のような縁談が舞い込んだ。困惑するお信をよそに、繁太郎とその家族はお信を温かく迎え入れるが、美男美女ぞろいの木屋の人々がそろって自分たちを不器量だと思い込み、お信を美人だと褒めることに、お信は次第に疑念と不安を募らせていく。やがてお信は子どもを授かり、生まれてくる子どもへの葛藤に苛まれて――。
ここが聴きドコロ! 花嫁に大事なのは顔か、それとも心か。少し切なく、くすりと笑える人情話です。気性の激しいお信を、斉藤由貴さんが可笑しくも愛らしく演じています。縁談の話を信じられないお信と、お信をからかう仲人かか。二人の軽妙でテンポの良いやりとりには、思わず笑いが込み上げてきます。
第一集
第二集
第三集
宮部みゆき 東京都出身。1987年『我らが隣人の犯罪』でデビュー。『理由』で直木賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。ミステリーだけでなく、時代小説やファンタジーまで幅広く執筆している。
※五十音順
※大杉漣さんは、2018年2月に逝去されました。お悔やみ申し上げます。
第一集、第二集、第三集それぞれに、小冊子と収納ケースがついています。
物語のあらすじや登場人物のほか、物語に登場する歴史用語解説や朗読者コメントを収載しています。 サイズ:約139×188㎜第一集:16ページ第二集:16ページ第三集:8ページ
小冊子とCDケースがひとつに収まります。サイズ:約140×40×192㎜
【税込価格】
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江戸の町を彩る、
切なくも愛おしい人間模様。
一
老若男女問わず人気の高い、ベストセラー作家・宮部みゆきさんの短編朗読集!
二
江戸情緒あふれる時代小説十二作品を収録!
三
ミステリーはもちろん、人情話や喜劇、怪談など多彩な作品群!
四
実力派俳優たちの名朗読で味わえる!
五
全作品ノーカット全文朗読!
「優しさ」と「粋」があふれる町――江戸。
そんな江戸市井の人々の暮らしには、温かさや可笑しさ、切なさがちりばめられた、味わい深い物語があります。
『宮部みゆき傑作選 聴いて味わう時代小説』は、ベストセラー作家・宮部みゆきさんの時代小説十二作品を、聴くだけでお楽しみいただける珠玉のCD朗読集です。
ほろり涙の人情話、くすりと笑える喜劇、ひやっとする怪談話まで…。
江戸情緒と人情味たっぷりの物語を、お楽しみください。
「おとっちゃんは必ず戻ってくる。 そして、月末には赤まんまを炊いて、 神様が戻ってくるのを、それでまた これからの一年を楽しく暮らせることを祝おう」
あらすじ 毎年、神無月になると必ず起こる押し込み(強盗)がある。 黒の装束に身を包んだ犯人の男が盗むのは、決まってその場にあるわずかな現金のみ。 そして現場には、なぜか小豆の粒が落ちていた。 なぜ、神無月でなければならないのか、そして、小豆の粒の秘密とは…。 奇妙な押し込みの謎が解けたとき、男が抱える悲しい運命が明らかになる――。
ここが聴きドコロ! 盗みを働く男、そして事件を調べる一人の岡っ引き。 追う男と追われる男、良心と使命の狭間で揺れ動く二人の胸中が、大杉連さんの語りで繊細に表現されています。
「さっきからおいらの目には、影がひとつ多いように見えるんだ。そんなこと、あるわけないよな?」
あらすじ 長月の十三夜、長屋の庭で影踏みをして遊ぶ子どもたちの中で、一人浮かない様子の少年・吉三。 自分たちの数よりひとつ、影が多いというのだ。 吉三を安心させるため、尤もらしい作り話をひねり出そうとした岡っ引きの政五郎だったが、やがて長屋の建つ土地にまつわる因縁話にたどりつく。 それは、身勝手な大人たちに翻弄された、孤独な少女の物語だった。
ここが聴きドコロ! 影の正体を取り巻く人々の悲しみ、怒り、優しさ。 登場人物たちのまっすぐな想いに、大きく胸打たれます。 隠居の老人、影の正体を追う男、拙い口調の少年―― 個性豊かな登場人物を巧みに演じ分ける萩原さんの朗読は必聴です。
朗読・中嶋朋子
「お由さんは、八重さんになったのです」今度こそ、佐一郎はぶるりと震えた。「土地の言葉で、〈ばんば憑き〉と申します」「〈ばんば〉というのは、強い恨みの念を抱いた亡者のことでございます」
あらすじ 箱根湯治の帰路、小間物商「伊勢屋」の佐一郎・お志津夫婦は、雨に降られ、途中の戸塚宿で一晩を過ごすことにした。 そこで、同じく足止めを食らった老女・お松と相部屋となる。お松へきつく当たるお志津にうんざりしつつも、妻に頭のあがらない婿養子の佐一郎は、何も言えずにいた。 その晩、佐一郎はお松の泣き声に目を覚ます。心配する佐一郎に、お松は五十年前の忌まわしい出来事について、静かに語りだした…。
ここが聴きドコロ! 事件について淡々と語るお松。しかし話が進むにつれ、お松の語りはみるみるうちに鬼気迫るものになっていきます。思わず息をのむ、中島朋子さんの怪演。圧巻の朗読をお楽しみください。
朗読・小市慢太郎
なぜ僕だけが生き残ったのだろう。
あらすじ 四十年前に見た奇妙な夢について、静かに語りだす白粉問屋の長次郎。 長次郎は、十歳のとき山津波で家族・友人全員を亡くしたのだという。頼る人も住む家も失った幼い長次郎は、網元の別宅、通称〝山御殿〟で過ごすこととなる。その山御殿で、長次郎が見たという奇妙な夢とは…。
ここが聴きドコロ! 山津波の後、一人生き残ったことへの罪悪感を抱えて生きてきた長次郎。四十年が経ち、幼い長次郎が見た不思議な夢の〝からくり〟に気づいたとき、長次郎の孤独は温かな光に包まれる…。 「どうしてあんさんを仲間はずれなんかにしますかいな」 ――物語のラストは、涙なしには聴けません。
朗読・西田尚美
ずうっと、このことは黙っていよう。 あたしと兄さん、姉さんが、 それぞれに秘密を抱えていたのと同じように、 お母さんにも人に言えないことがあったんだろう…。
ここが聴きドコロ! 誰かを想ってそれぞれが抱える秘密。そのやさしさに心が温まり、じんわり涙が込み上げてきます。
物言わぬ童子が泣くとき、惨劇の幕が上がる――。
「末坊が泣くのは、ちゃんと理由があるんだ。 こんな泣き方、ほかの子は誰もしないもの」
ここが聴きドコロ! 末吉は何を恐れ、泣き叫ぶのか。物語の最後まで、手に汗握る展開が繰り広げられます。
朗読・星野真里
二人の人生は危うく揺れ動く。
まるで運命のてんびんのように――。
あらすじ 姉妹同然に少女期を過ごした、しっかり者のお吉と引っ込み思案なお美代。早くに両親を亡くし、天涯孤独となった二人は、「将来、一緒に店を開く」という約束をし、支え合って生きてきた。 しかし、お美代に舞い込んだ縁談話をきっかけに、二人の関係は大きく崩れだす…。
ここが聴きドコロ! 他人と自分を比べて羨んだり、卑屈になったり…お美代に対するお吉の想いは、実に身近で深く共感できます。
あらすじ 代々の主人が短命なことと、奉公人へのしつけが厳しいことで有名な酒屋「兼子屋」。そこで働く女中・おさとが急死した。代わりに、妹のおゆうが奉公に上がることになった。兼子屋には、新入りの奉公人に、奥の「布団部屋」で一晩一人で寝かせる習わしがあり、やがておゆうにも、その夜がやってくる。「布団部屋」で眠りについたおゆうは、恐ろしい夢にうなされて…。
ここが聴きドコロ! 「布団部屋」の恐ろしい習わしから妹を救い出そうとする姉・おさとに、強い家族の愛を教えられます。
あらすじ 蝋問屋「岡田屋」で、一夜にして一家全員が亡くなる怪事件が起こった。 岡田屋の番頭・松五郎は、訪ねてきた町奉行の与力に岡田屋の主・市兵衛・お夏夫婦の悪評について語りだす。
代替わり後も店のことに口を挟む大おかみのお多津に苛立ちを募らせていたお夏は、お多津を座敷牢に閉じ込めてしまった。 ここから始まる悲劇の連続、そして怪事件の裏に隠された驚愕の真相とは…。
ここが聴きドコロ! 先代夫婦に恩義がある松五郎が、淡々とした語り口の中に垣間見せる悲しさやむなしさ、そして狂気を、笹野高史さんが見事に演じています。
朗読・中越典子
あらすじ 夕暮れ過ぎ、錦糸堀で聞こえる「置いていけ」という恐ろしい声――。 魚屋だった夫を早くに亡くし、麦飯屋で働くおしずは、本所七不思議の一つ、釣り人がとった魚をねらう岸涯小僧の噂を耳にする。 おしずは客の話を聞くにつれ、岸涯小僧は、何者かに殺されたおしずの夫・庄太の生まれ変わりではないかと思い始める。意を決し、深夜幼い息子を抱いて錦糸堀に向かったおしずの耳に、“あの”声が…。
ここが聴きドコロ! 真相を確かめに向かった錦糸堀で恐怖に震えるおしず・中越典子さんの熱演が、その場に居合わせているような緊張感を味わわせてくれます。
あらすじ 〈何でも屋〉の柳井源五郎右衛門は、ある日娘の加奈から奇妙な話を聞かされる。 源五郎右衛門の家に住みつく三毛猫・タマは実は化け猫で、源五郎右衛門に頼みごとがあるというのだ。 そしてある夜、タマだと名乗る女・お玉が源五郎右衛門のもとを訪れる。 お玉の頼みごととは、人に仇なす木槌の物の怪・野槌を斬って成仏させてほしいというものだった。
ここが聴きドコロ! 化け物の成仏という大役を頼まれた源五郎右衛門の不安や葛藤など心の機微が、佐野史郎さんの語りで細やかに表現されています。
朗読・斉藤由貴
あらすじ 不器量で大女、おまけに乱暴者のお信に、美男で有名な木屋の繁太郎との夢のような縁談が舞い込んだ。困惑するお信をよそに、繁太郎とその家族はお信を温かく迎え入れるが、美男美女ぞろいの木屋の人々がそろって自分たちを不器量だと思い込み、お信を美人だと褒めることに、お信は次第に疑念と不安を募らせていく。やがてお信は子どもを授かり、生まれてくる子どもへの葛藤に苛まれて――。
ここが聴きドコロ! 花嫁に大事なのは顔か、それとも心か。少し切なく、くすりと笑える人情話です。気性の激しいお信を、斉藤由貴さんが可笑しくも愛らしく演じています。縁談の話を信じられないお信と、お信をからかう仲人かか。二人の軽妙でテンポの良いやりとりには、思わず笑いが込み上げてきます。
第一集
中嶋朋子 126分
斉藤由貴 63分
大杉 漣 43分
萩原聖人 82分
第二集
中越典子 50分
小市慢太郎 92分
星野真里 59分
平田 満 120分
第三集
佐野史郎 111分
前田亜季 61分
笹野高史 62分
西田尚美 45分
宮部みゆき
東京都出身。1987年『我らが隣人の犯罪』でデビュー。『理由』で直木賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。ミステリーだけでなく、時代小説やファンタジーまで幅広く執筆している。
※五十音順
※大杉漣さんは、2018年2月に逝去されました。お悔やみ申し上げます。
第一集、第二集、第三集それぞれに、小冊子と収納ケースがついています。
付録1小冊子
物語のあらすじや登場人物のほか、物語に登場する歴史用語解説や朗読者コメントを収載しています。
サイズ:約139×188㎜
第一集:16ページ
第二集:16ページ
第三集:8ページ
付録2収納ケース
小冊子とCDケースがひとつに収まります。
サイズ:約140×40×192㎜