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たとえば、“歓喜の歌”でお馴染みの、ベートーヴェンの《第九》。誰もが一度は耳にしたことがあるあの曲は、いつから日本で演奏されているのでしょうか?・・・答えはなんと、およそ100年前。大正7年にまでさかのぼると言われています。これほどに長い月日を経ても、誰もがそのリズムに心を躍らせ、メロディーを口ずさみ、ハーモニーに感動する・・・愛され続けるクラシック音楽の名曲には、何か特別な魅力があるに違いありません。
CDコレクション『N響~名曲への招待~』は、そんな何度聴いても色あせない永遠の名曲たちを一堂に集めた、ユーキャンの特別企画です。“名曲の案内人”は、おなじみNHK交響楽団。日本を代表するオーケストラが、あなたをかつてない感動の旅にお連れします。
岩城宏之
外山雄三
朝比奈 隆
秋山和慶
森 正
小林研一郎
尾高忠明
大友直人
山田一雄
山本直純
魅力1
テレビやラジオ、百貨店や喫茶店、そして駅のホームから電話の保留音まで・・・私たちの身の回りにあふれている音楽には、実はクラシックの名曲がいっぱいです。そんな身近なメロディーは、一度はしっかり聴いておきたいもの。定番曲を一流の演奏でお届けするこのコレクションで、あなたに一生モノの素養が身につきます。
魅力2
日本で最も有名なオーケストラのひとつ“N響”が、安心と信頼の演奏で名曲をお届けします。気軽に聴けるオペラの序曲やバレエ音楽はもちろん、格別の感動を味わえる大交響曲まで・・・確かな技術と親しみやすい音色で奏でられます。はじめてクラシックに触れるあなたもリラックスでき、またファンのあなたにも歯ごたえのあるコレクションです。
魅力3
『名曲への招待』では、ライヴ録音の多数収録が実現。まるで生演奏の会場にいるような独特の興奮を、ご自宅でお楽しみいただけます。息を飲むような緊迫のソロ、躍動感に満ちたアンサンブル・・・聴けばお部屋は、たちまち壮大なコンサート・ホールに。あなたのための演奏会が開演します。「ブラヴォー」のかけ声も飛び交う盛大な拍手とともに、感動的な演奏をご堪能ください。
魅力4
NHKのアーカイブに保存された膨大な録音の中からよみがえる演奏は、まさにお宝そのもの。このたびの企画で初めてCD化される演奏もたっぷりと収録しました。愛され続ける名指揮者・憧れのソリストによる名演にも出逢えます。貴重なコンサートの記録が、一大オーケストラの歴史をも物語ります。全曲必聴です。
【名曲物語】「新世界」はどこのこと?チェコ出身のドヴォルザークは、人生最後となるこの交響曲を、開拓時代が終焉して間もないアメリカで作曲しました。・・・そう、つまり「新世界」とはアメリカのこと。彼は故郷から遠く離れた新大陸で、壮大な交響曲を書き上げました。特に第2楽章で流れる牧歌的な旋律は、日本では「家路(遠き山に日は落ちて)」の名称とともにすっかりお馴染み。国境や時代を超えても変わらない、あたたかい望郷の心情が奏でられています。また快活に進む第4楽章のモチーフは、ドヴォルザークが大好きな鉄道だったとか・・・!?
【名曲物語】千変万化の「ジャジャジャジャーン」ベートーヴェンの「運命」といえばやはり、冒頭の「ジャジャジャジャーン」という、あの強烈なフレーズ。“指揮者の数だけ答えがある”と言われるほど、演奏のされ方は無限にあります。このCDに収録された「ジャジャジャジャーン」は速いか、遅いか、長いか、短いか・・・正解は聴いてみてのお楽しみです。 テレビやラジオでは悲劇的な演出にこの部分が使われがちですが、だからといってこの曲が暗いものだと思ったら大間違い。第4楽章ではその苦悩を振り切って感情を爆発させ、歓喜と勝利に満ちたまま大団円を迎えるのです。“暗”から“明”へと転換し、フィナーレへと突き進んでいく感動は、全楽章を聴いて初めて味わえるもの。まずは、喜びがあふれだす直前の、第3楽章の終わりから聴いてみるのも良いかもしれません。
【名曲物語】友を偲ぶ音楽の展覧会作曲者のムソルグスキーには、ハルトマンという画家の友人がいました。孤立しがちであったムソルグスキーにとって、心の支えとも言える存在でした。しかし出会ってから5年と経たぬうちに、彼は急死。ムソルグスキーはひどく落ち込んだといいます。この組曲は、そんな盟友ハルトマンへの哀悼の意を込めて作曲されたものです。彼の死を受けて開かれた展覧会の絵に触発され、わずか2、3週間で書き上げたと言われています。 折々に挿入される「プロムナード」はまるで、友人が遺した作品の数々を歩きながら鑑賞する、ムソルグスキーの姿が浮かんでくるかのよう。まさに音楽で表現された展覧会です。もともとはピアノ曲として書かれた作品で、「ボレロ(第7巻に収録)」でもお馴染みのラヴェルなどが、これをオーケストラ用に編曲しました。たいへん華やかな印象を受けますが、作曲の経緯を知ってから改めて聴いてみると、友を偲ぶ哀切に満ちた響きを感じ取ることができます。
【名曲物語】「威風堂々」は〇番までイギリス生まれの作曲家、エルガーによって作られた「威風堂々」は、彼の創作の絶頂期から晩年に至るまで、折々に作曲された行進曲集のこと。最も広く親しまれているのが、この第1番です。まさに「威風堂々」の名にふさわしく勇ましい旋律は、クラシックという様式の垣根を超えて、私たちの背中を押してくれます。この「威風堂々」、作品の数は長らく第5番までとされてきましたが、20年ほど前に未完となった第6番のスケッチが見つかり、21世紀になってから補筆がなされるなど、第1番の完成から100年以上経った今も話題にあふれています。
【この曲!】ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲スイスの英雄、ウィリアム・テルを題材にしたこのオペラは、全曲を上演するとなんと4時間もかかる超大作。今では、序曲のみを演奏する機会の方が多くなっています。曲は「夜明け」「嵐」「静けさ」「スイス軍の行進」の4つの部分に分かれており、最後の「スイス軍の行進」がたいへん有名です。トランペットのファンファーレに導かれると、なんだか競走したくなるような気分に・・・そう、いつも運動会で流れていたあの曲こそ、この「スイス軍の行進」だったのです。
【この曲!】チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」ベートーヴェンの「運命」(第2巻に収録)が出現して以降、交響曲は「暗く始まり、明るく終わる」という構成が定番となりました。その中でも独創性を発揮したのが、ロシア出身のチャイコフスキーによる「悲愴」です。曲は陰鬱に始まり、第3楽章で早くも大詰めのような勇ましい装いに。ここで拍手を送りたいところですが、この曲の魅力はここから。嘆きと悲しみに満ちた調べが雪崩のようにやってきて、最後は消えるようにして全編を閉じます。熱情が宿るオーケストラの演奏に胸が締めつけられ、他にはない感動を味わえる1曲です。
【この曲!】チャイコフスキー/大序曲「1812年」タイトルになっている1812年、かの皇帝ナポレオンはロシア遠征を行いますが、壊滅的な打撃を受けて敗北、無念の撤退を喫することになります。その様子をロシアからの視点でわかりやすく描いたのがこの曲。フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」と、ロシア軍の行進曲や民謡調の旋律が交錯していき、最後はロシア帝国国歌の旋律とともに大勝利を祝う、非常に豪快で煌びやかな曲です。とにかく派手な演奏効果がたいへん人気で、譜面にはなんと“大砲”を使用する指示が。複数の大太鼓で代用することがほとんどですが、中には屋外で本物の大砲を登場させる特別なコンサートも・・・。このCDのように冒頭と終盤に合唱を用いたりと、原曲とは異なる独自の演出が多いのも人気の秘密です。
【名曲物語】遠雷の正体はティンパニ?「悲愴」(第6巻に収録)と同じく、初演当時に革新的と評された交響曲が、ベルリオーズの「幻想交響曲」です。“ある芸術家の生涯”と題したこの曲は、作曲者自身の失恋体験をもとにした、物語のような構成になっています。オーケストラの編成も非常に特徴的で、第3楽章の最後では、4人の打楽器奏者が同時に4台のティンパニを演奏することで、遠くで鳴る不穏な雷の音を表現しています。そして最終章に待ちうけるのは、気持ちいいほどに恐ろしい、魔女の宴。大迫力で壮絶な結末を、どうぞお聴き逃しなく・・・。
【この曲!】ラヴェル/ボレロ“管弦楽の魔術師”と呼ばれ、クラシック愛好家以外にも非常に高い人気を誇る作曲家、ラヴェル。彼の“魔術師”たるゆえんは、この「ボレロ」にこそ如実に表れています。曲の長さはおよそ15分間とそれなりのボリュームがありますが、その構成は驚くほどにシンプルです。①小太鼓が同じリズムを叩き続ける ②2種類のメロディーをさまざまな楽器で繰り返す・・・たったこれだけ。しかしながら実際の演奏は非常に色彩豊かで、クライマックスに向かってとめどなく高揚していき、劇的な最後を迎えます。極彩色の15分間はまるでほんの一瞬。時間を忘れる魔法の一曲です。
【この曲!】メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」「イタリア」という名の付いたこの曲ですが、作曲したのはドイツ出身のメンデルスゾーン。若き日の彼が、イタリアへ演奏旅行に出かけた時に書き始められたものです。このCDに収録されている第1楽章では、明るく輝くイタリアの空と自然の様子をそのまま音にしたような、みずみずしい音楽が奏でられます。活気にあふれたイタリアの地を踏み、ワクワクを募らせるメンデルスゾーンの気持ちが伝わってきて、こちらも朗らかな気持ちになれる1曲。
【名曲物語】”ピアノの詩人”が描いた青春、そして旅立ち ポーランド生まれの作曲家であり、天才ピアニストでもあったショパン。若くしてその比類なき才能を認められた彼は、20歳で故郷から旅立つことを決意します。出発前の告別演奏会でショパン自らが独奏を披露したのが、この「ピアノ協奏曲第1番」です。そこで奏でられたのはまさに、祖国で過ごした青春の日々─特に第2楽章の穏やかで流麗な調べには、初恋の人とのロマンスが描かれていると言われ、後に生まれる夜想曲の布石も見られます。“ピアノの詩人”と呼ばれたショパンの神髄が光ります。
【この曲!】メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調「交響曲第4番『イタリア』」(第8巻に収録)も手掛けたメンデルスゾーンによるヴァイオリン協奏曲は、“3大ヴァイオリン協奏曲”のひとつとしても数えられる大人気曲です。冒頭、オーケストラによる前奏もなく、愁いを帯びた高音で始まる独奏は、最もよく知られているヴァイオリンの旋律。テレビやラジオで耳にしたことのある方も多いはず。“メン・コン”という可愛らしい略称でも親しまれるこの曲ですが、演奏者にとっては屈指の難曲。特にその他のヴァイオリン協奏曲と比べても独奏者の休みがほとんどなく、絶えず弾き続けなければなりません。しかし、それこそが最大の魅力。ソリストの卓越した技術をたっぷりと味わうことができます。上昇と下降を繰り返しながら激しく展開する弾き様は、まさしく圧巻の一言です。
【この曲!】ブリテン/青少年のための管弦楽入門「オーケストラは、4つの家族に分かれております!」・・・指揮:山本直純氏の気さくな語りから始まるこの楽曲は、オーケストラに登場するさまざまな楽器を、トークを交えながら紹介していく特別な演目です。途中、各楽器が有名な作品のソロを披露したり、元々の楽譜にはない楽器も紹介したりと、この時のコンサートだけの素敵な仕掛けがたくさん。ユーモアたっぷりな山本氏の解説もたいへん魅力的です。
【名曲物語】”第九”の初演は拍手がなかった?若い頃から耳の病気に悩まされ、晩年は聴力を失っていたというベートーヴェン。この“第九”の初演では、指揮者を補助する役割で舞台に上がりました。演奏後、拍手が聴こえずコンサートは大失敗・・・と思いきや、そばにいたアルト歌手に促され客席を振り返ってみると、そこには熱狂の中で喝采を送る観衆の姿が。永遠の大傑作が、割れんばかりの拍手に迎えられて誕生した瞬間でした。 歌唱が始まるのはクライマックスの第4楽章から。これまで演奏してきたフレーズを振り返る中、突如バリトンの声が朗々と響きます。「おお友よ、こんな音ではない! もっと歓びにあふれた歌を、ともに歌おうではないか」「フロイデ!(歓びよ!)」・・・何度聴いても鳥肌ものです。
N響を語る上でやはり欠かせないのが、世界の指揮者との共演。ここでは、今や伝説として語られる巨匠たちの指揮による、たいへん貴重な演奏の数々をお楽しみください。ローゼンストック、アンセルメ、マタチッチ・・・“日本代表のオーケストラ・N響”の歴史の深みを、音楽によって味わうことができます。
【収録内容】
本コレクションのために編まれたオリジナル冊子では、N響の歴史を築いてきた指揮者や楽団員たちがインタビューに応えてくださいました。「オーケストラとの出逢いは?」「どうしてその楽器を選んだの?」「コンサートで起こった思わぬ出来事とは?」など、笑いあり、感動ありの思い出を語ります。もちろん、収録された全楽曲の解説も、書きおろしで掲載。あなたの音楽鑑賞がより深く、楽しくなる一冊です。(A4判)
【主な収録内容】 ●インタビュー:外山雄三「今は昔の世界一周珍道中」/壇 ふみ「私を育ててくれた『N響アワー』」/篠崎史紀「一生つきあおうと決めたクラシック音楽」 ●エッセイ:池辺晋一郎「N響との長いつきあい」/青島広志「ブルー・アイランド流オーケストラの楽しみ方」 ●OBトーク:有賀誠門/霧生吉秀/松﨑 裕/徳永二男 ●収録楽曲解説・・・ほか
CD全12巻と付録CDをまとめて納められる収納ケース。置き場所を選ばず、ご愛蔵にぴったりです。(プラスチック製)
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くつろぎながら優雅な演奏に酔いしれる・・・
格別の音楽体験が待っています。 N響~名曲への招待~ CD全12巻
たとえば、“歓喜の歌”でお馴染みの、ベートーヴェンの《第九》。誰もが一度は耳にしたことがあるあの曲は、いつから日本で演奏されているのでしょうか?・・・答えはなんと、およそ100年前。大正7年にまでさかのぼると言われています。これほどに長い月日を経ても、誰もがそのリズムに心を躍らせ、メロディーを口ずさみ、ハーモニーに感動する・・・愛され続けるクラシック音楽の名曲には、何か特別な魅力があるに違いありません。
CDコレクション『N響~名曲への招待~』は、そんな何度聴いても色あせない永遠の名曲たちを一堂に集めた、ユーキャンの特別企画です。“名曲の案内人”は、おなじみNHK交響楽団。日本を代表するオーケストラが、あなたをかつてない感動の旅にお連れします。
巨匠(マエストロ)たちによる夢の競演! N響~名曲への招待~ CD全12巻
岩城宏之
外山雄三
朝比奈 隆
秋山和慶
森 正
小林研一郎
尾高忠明
大友直人
山田一雄
山本直純
時代を超えて愛される、永遠の音楽――
『N響~名曲への招待~』の魅力4拍子。 N響~名曲への招待~ CD全12巻
魅力1
一生に一度は聴いておきたい、クラシックの決定盤
テレビやラジオ、百貨店や喫茶店、そして駅のホームから電話の保留音まで・・・私たちの身の回りにあふれている音楽には、実はクラシックの名曲がいっぱいです。そんな身近なメロディーは、一度はしっかり聴いておきたいもの。定番曲を一流の演奏でお届けするこのコレクションで、あなたに一生モノの素養が身につきます。
魅力2
色彩豊かな作品群を、すべてNHK交響楽団の演奏で
日本で最も有名なオーケストラのひとつ“N響”が、安心と信頼の演奏で名曲をお届けします。気軽に聴けるオペラの序曲やバレエ音楽はもちろん、格別の感動を味わえる大交響曲まで・・・確かな技術と親しみやすい音色で奏でられます。はじめてクラシックに触れるあなたもリラックスでき、またファンのあなたにも歯ごたえのあるコレクションです。
魅力3
臨場感たっぷりのライヴ録音
『名曲への招待』では、ライヴ録音の多数収録が実現。まるで生演奏の会場にいるような独特の興奮を、ご自宅でお楽しみいただけます。息を飲むような緊迫のソロ、躍動感に満ちたアンサンブル・・・聴けばお部屋は、たちまち壮大なコンサート・ホールに。あなたのための演奏会が開演します。「ブラヴォー」のかけ声も飛び交う盛大な拍手とともに、感動的な演奏をご堪能ください。
魅力4
貴重な初CD化音源も。お宝級の演奏を厳選
NHKのアーカイブに保存された膨大な録音の中からよみがえる演奏は、まさにお宝そのもの。このたびの企画で初めてCD化される演奏もたっぷりと収録しました。愛され続ける名指揮者・憧れのソリストによる名演にも出逢えます。貴重なコンサートの記録が、一大オーケストラの歴史をも物語ります。全曲必聴です。
世界のN響、熱演!15時間超に及ぶコンサート・ベスト
『N響~名曲への招待~』収録内容 N響~名曲への招待~ CD全12巻
第1巻 交響曲第9番
「新世界より」
「新世界より」
第1楽章/第2楽章/第3楽章/第4楽章
【名曲物語】「新世界」はどこのこと?
チェコ出身のドヴォルザークは、人生最後となるこの交響曲を、開拓時代が終焉して間もないアメリカで作曲しました。・・・そう、つまり「新世界」とはアメリカのこと。彼は故郷から遠く離れた新大陸で、壮大な交響曲を書き上げました。特に第2楽章で流れる牧歌的な旋律は、日本では「家路(遠き山に日は落ちて)」の名称とともにすっかりお馴染み。国境や時代を超えても変わらない、あたたかい望郷の心情が奏でられています。また快活に進む第4楽章のモチーフは、ドヴォルザークが大好きな鉄道だったとか・・・!?
第2巻 交響曲第5番「運命」
「運命」
第1楽章/第2楽章/第3楽章/第4楽章
「田園」
第1楽章:田舎に着いた時の愉快な感情
第2楽章:小川のほとりの情景
第3楽章:田舎の人々の楽しい集い
第4楽章:雷雨、嵐
第5楽章:牧歌。嵐の後の喜びと感謝
【名曲物語】千変万化の「ジャジャジャジャーン」
ベートーヴェンの「運命」といえばやはり、冒頭の「ジャジャジャジャーン」という、あの強烈なフレーズ。“指揮者の数だけ答えがある”と言われるほど、演奏のされ方は無限にあります。このCDに収録された「ジャジャジャジャーン」は速いか、遅いか、長いか、短いか・・・正解は聴いてみてのお楽しみです。
テレビやラジオでは悲劇的な演出にこの部分が使われがちですが、だからといってこの曲が暗いものだと思ったら大間違い。第4楽章ではその苦悩を振り切って感情を爆発させ、歓喜と勝利に満ちたまま大団円を迎えるのです。“暗”から“明”へと転換し、フィナーレへと突き進んでいく感動は、全楽章を聴いて初めて味わえるもの。まずは、喜びがあふれだす直前の、第3楽章の終わりから聴いてみるのも良いかもしれません。
第3巻 組曲「展覧会の絵」
プロムナード
第1曲 グノームス
プロムナード
第2曲 古城
プロムナード
第3曲 チュイルリーの庭
第4曲 ビドロ
プロムナード
第5曲 殻をつけた雛の踊り
第6曲 サミュエル・ゴールデンベルクとシュミュイレ
第7曲 リモージュの市場
第8曲 カタコンブ
第9曲 ババ・ヤーガの小屋
第10曲 キエフの大門
【名曲物語】友を偲ぶ音楽の展覧会
作曲者のムソルグスキーには、ハルトマンという画家の友人がいました。孤立しがちであったムソルグスキーにとって、心の支えとも言える存在でした。しかし出会ってから5年と経たぬうちに、彼は急死。ムソルグスキーはひどく落ち込んだといいます。この組曲は、そんな盟友ハルトマンへの哀悼の意を込めて作曲されたものです。彼の死を受けて開かれた展覧会の絵に触発され、わずか2、3週間で書き上げたと言われています。
折々に挿入される「プロムナード」はまるで、友人が遺した作品の数々を歩きながら鑑賞する、ムソルグスキーの姿が浮かんでくるかのよう。まさに音楽で表現された展覧会です。もともとはピアノ曲として書かれた作品で、「ボレロ(第7巻に収録)」でもお馴染みのラヴェルなどが、これをオーケストラ用に編曲しました。たいへん華やかな印象を受けますが、作曲の経緯を知ってから改めて聴いてみると、友を偲ぶ哀切に満ちた響きを感じ取ることができます。
第4巻 行進曲「威風堂々」
第1番
メヌエット
ばらのアダージョ
花のワルツ
指揮・森 正
【名曲物語】「威風堂々」は〇番まで
イギリス生まれの作曲家、エルガーによって作られた「威風堂々」は、彼の創作の絶頂期から晩年に至るまで、折々に作曲された行進曲集のこと。最も広く親しまれているのが、この第1番です。まさに「威風堂々」の名にふさわしく勇ましい旋律は、クラシックという様式の垣根を超えて、私たちの背中を押してくれます。この「威風堂々」、作品の数は長らく第5番までとされてきましたが、20年ほど前に未完となった第6番のスケッチが見つかり、21世紀になってから補筆がなされるなど、第1番の完成から100年以上経った今も話題にあふれています。
第5巻 歌劇
「ウィリアム・テル」序曲
指揮・尾高忠明
指揮・外山雄三
【この曲!】ロッシーニ/歌劇
「ウィリアム・テル」序曲
スイスの英雄、ウィリアム・テルを題材にしたこのオペラは、全曲を上演するとなんと4時間もかかる超大作。今では、序曲のみを演奏する機会の方が多くなっています。曲は「夜明け」「嵐」「静けさ」「スイス軍の行進」の4つの部分に分かれており、最後の「スイス軍の行進」がたいへん有名です。トランペットのファンファーレに導かれると、なんだか競走したくなるような気分に・・・そう、いつも運動会で流れていたあの曲こそ、この「スイス軍の行進」だったのです。
第6巻 交響曲第6番「悲愴」
「悲愴」
第1楽章/第2楽章/第3楽章/第4楽章
合唱・日本プロ合唱団連合
【この曲!】チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
ベートーヴェンの「運命」(第2巻に収録)が出現して以降、交響曲は「暗く始まり、明るく終わる」という構成が定番となりました。その中でも独創性を発揮したのが、ロシア出身のチャイコフスキーによる「悲愴」です。曲は陰鬱に始まり、第3楽章で早くも大詰めのような勇ましい装いに。ここで拍手を送りたいところですが、この曲の魅力はここから。嘆きと悲しみに満ちた調べが雪崩のようにやってきて、最後は消えるようにして全編を閉じます。熱情が宿るオーケストラの演奏に胸が締めつけられ、他にはない感動を味わえる1曲です。
【この曲!】チャイコフスキー/大序曲「1812年」
タイトルになっている1812年、かの皇帝ナポレオンはロシア遠征を行いますが、壊滅的な打撃を受けて敗北、無念の撤退を喫することになります。その様子をロシアからの視点でわかりやすく描いたのがこの曲。フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」と、ロシア軍の行進曲や民謡調の旋律が交錯していき、最後はロシア帝国国歌の旋律とともに大勝利を祝う、非常に豪快で煌びやかな曲です。とにかく派手な演奏効果がたいへん人気で、譜面にはなんと“大砲”を使用する指示が。複数の大太鼓で代用することがほとんどですが、中には屋外で本物の大砲を登場させる特別なコンサートも・・・。このCDのように冒頭と終盤に合唱を用いたりと、原曲とは異なる独自の演出が多いのも人気の秘密です。
第7巻 幻想交響曲
第1楽章:夢、情熱
第2楽章:舞踏会
第3楽章:野の風景
第4楽章:断頭台への行進
第5楽章:サバトの夜の夢
【名曲物語】遠雷の正体はティンパニ?
「悲愴」(第6巻に収録)と同じく、初演当時に革新的と評された交響曲が、ベルリオーズの「幻想交響曲」です。“ある芸術家の生涯”と題したこの曲は、作曲者自身の失恋体験をもとにした、物語のような構成になっています。オーケストラの編成も非常に特徴的で、第3楽章の最後では、4人の打楽器奏者が同時に4台のティンパニを演奏することで、遠くで鳴る不穏な雷の音を表現しています。そして最終章に待ちうけるのは、気持ちいいほどに恐ろしい、魔女の宴。大迫力で壮絶な結末を、どうぞお聴き逃しなく・・・。
【この曲!】ラヴェル/ボレロ
“管弦楽の魔術師”と呼ばれ、クラシック愛好家以外にも非常に高い人気を誇る作曲家、ラヴェル。彼の“魔術師”たるゆえんは、この「ボレロ」にこそ如実に表れています。曲の長さはおよそ15分間とそれなりのボリュームがありますが、その構成は驚くほどにシンプルです。①小太鼓が同じリズムを叩き続ける ②2種類のメロディーをさまざまな楽器で繰り返す・・・たったこれだけ。しかしながら実際の演奏は非常に色彩豊かで、クライマックスに向かってとめどなく高揚していき、劇的な最後を迎えます。極彩色の15分間はまるでほんの一瞬。時間を忘れる魔法の一曲です。
第8巻 交響曲第41番
「ジュピター」
「ジュピター」
第1楽章/第2楽章/第3楽章/第4楽章
「未完成」- 第1楽章
「イタリア」 - 第1楽章
- 第3楽章
- 第4楽章:アダージェット
指揮・尾高忠明
- 第4楽章
【この曲!】メンデルスゾーン/
交響曲第4番「イタリア」
「イタリア」という名の付いたこの曲ですが、作曲したのはドイツ出身のメンデルスゾーン。若き日の彼が、イタリアへ演奏旅行に出かけた時に書き始められたものです。このCDに収録されている第1楽章では、明るく輝くイタリアの空と自然の様子をそのまま音にしたような、みずみずしい音楽が奏でられます。活気にあふれたイタリアの地を踏み、ワクワクを募らせるメンデルスゾーンの気持ちが伝わってきて、こちらも朗らかな気持ちになれる1曲。
第9巻 ピアノ協奏曲
ピアノ:中村紘子
作品11
第1楽章/第2楽章/第3楽章
ピアノ:小林仁
作品23第1楽章/第2楽章/第3楽章
【名曲物語】”ピアノの詩人”が描いた青春、そして旅立ち
ポーランド生まれの作曲家であり、天才ピアニストでもあったショパン。若くしてその比類なき才能を認められた彼は、20歳で故郷から旅立つことを決意します。出発前の告別演奏会でショパン自らが独奏を披露したのが、この「ピアノ協奏曲第1番」です。そこで奏でられたのはまさに、祖国で過ごした青春の日々─特に第2楽章の穏やかで流麗な調べには、初恋の人とのロマンスが描かれていると言われ、後に生まれる夜想曲の布石も見られます。“ピアノの詩人”と呼ばれたショパンの神髄が光ります。
第10巻 ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン:田中千香士
作品64
第1楽章/第2楽章/第3楽章
ヴァイオリン:海野義雄
作品35
第1楽章/第2楽章/第3楽章
ヴァイオリン:江藤俊哉
【この曲!】メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調
「交響曲第4番『イタリア』」(第8巻に収録)も手掛けたメンデルスゾーンによるヴァイオリン協奏曲は、“3大ヴァイオリン協奏曲”のひとつとしても数えられる大人気曲です。冒頭、オーケストラによる前奏もなく、愁いを帯びた高音で始まる独奏は、最もよく知られているヴァイオリンの旋律。テレビやラジオで耳にしたことのある方も多いはず。“メン・コン”という可愛らしい略称でも親しまれるこの曲ですが、演奏者にとっては屈指の難曲。特にその他のヴァイオリン協奏曲と比べても独奏者の休みがほとんどなく、絶えず弾き続けなければなりません。しかし、それこそが最大の魅力。ソリストの卓越した技術をたっぷりと味わうことができます。上昇と下降を繰り返しながら激しく展開する弾き様は、まさしく圧巻の一言です。
第11巻 青少年のための管弦楽入門
主題/木管楽器/弦楽器/金管楽器/打楽器/フーガ
アッピア街道の松
【この曲!】ブリテン/青少年のための管弦楽入門
「オーケストラは、4つの家族に分かれております!」・・・指揮:山本直純氏の気さくな語りから始まるこの楽曲は、オーケストラに登場するさまざまな楽器を、トークを交えながら紹介していく特別な演目です。途中、各楽器が有名な作品のソロを披露したり、元々の楽譜にはない楽器も紹介したりと、この時のコンサートだけの素敵な仕掛けがたくさん。ユーモアたっぷりな山本氏の解説もたいへん魅力的です。
第12巻 交響曲第9番「合唱」
中沢桂(ソプラノ)、長野羊奈子(アルト)、丹羽勝海(テノール)、大橋国一(バリトン)、合唱:東京混声合唱団、日本合唱協会、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部
【名曲物語】”第九”の初演は拍手がなかった?
若い頃から耳の病気に悩まされ、晩年は聴力を失っていたというベートーヴェン。この“第九”の初演では、指揮者を補助する役割で舞台に上がりました。演奏後、拍手が聴こえずコンサートは大失敗・・・と思いきや、そばにいたアルト歌手に促され客席を振り返ってみると、そこには熱狂の中で喝采を送る観衆の姿が。永遠の大傑作が、割れんばかりの拍手に迎えられて誕生した瞬間でした。 歌唱が始まるのはクライマックスの第4楽章から。これまで演奏してきたフレーズを振り返る中、突如バリトンの声が朗々と響きます。「おお友よ、こんな音ではない! もっと歓びにあふれた歌を、ともに歌おうではないか」「フロイデ!(歓びよ!)」・・・何度聴いても鳥肌ものです。
うれしい3大付録つき。 N響~名曲への招待~ CD全12巻
CD「レジェンズ~N響 伝説の名指揮者たち」
N響を語る上でやはり欠かせないのが、世界の指揮者との共演。ここでは、今や伝説として語られる巨匠たちの指揮による、たいへん貴重な演奏の数々をお楽しみください。
ローゼンストック、アンセルメ、マタチッチ・・・“日本代表のオーケストラ・N響”の歴史の深みを、音楽によって味わうことができます。
【収録内容】
ベートーヴェン 指揮・ジョセフ・ローゼンストック- 交響曲第3番変ホ長調 作品55
「英雄」 - 第1楽章
ドビュッシー 指揮・ジャン・マルティノン- 牧神の午後への前奏曲
チャイコフスキー 指揮・ウィルヘルム・シュヒター- 交響曲第5番ホ短調
作品64 - 第4楽章
R.シュトラウス 指揮・ウィルヘルム・ロイブナー- 楽劇「サロメ」より
7つのヴェールの踊り
ラヴェル 指揮・エルネスト・アンセルメ- バレエ「ダフニスとクロエ」
第2組曲より 夜明け
ウェーバー 指揮・ヨゼフ・カイルベルト- 歌劇「魔弾の射手」序曲
ワーグナー 指揮・ロヴロ・フォン・マタチッチ- 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
楽曲解説付き鑑賞ガイド
本コレクションのために編まれたオリジナル冊子では、N響の歴史を築いてきた指揮者や楽団員たちがインタビューに応えてくださいました。
「オーケストラとの出逢いは?」「どうしてその楽器を選んだの?」「コンサートで起こった思わぬ出来事とは?」など、笑いあり、感動ありの思い出を語ります。
もちろん、収録された全楽曲の解説も、書きおろしで掲載。あなたの音楽鑑賞がより深く、楽しくなる一冊です。
(A4判)
【主な収録内容】
●インタビュー:外山雄三「今は昔の世界一周珍道中」/壇 ふみ「私を育ててくれた『N響アワー』」/篠崎史紀「一生つきあおうと決めたクラシック音楽」
●エッセイ:池辺晋一郎「N響との長いつきあい」/青島広志「ブルー・アイランド流オーケストラの楽しみ方」
●OBトーク:有賀誠門/霧生吉秀/松﨑 裕/徳永二男
●収録楽曲解説・・・ほか
収納ケース
CD全12巻と付録CDをまとめて納められる収納ケース。置き場所を選ばず、ご愛蔵にぴったりです。
(プラスチック製)