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1980年のデビューから2010年までの30年間にわたる佐野元春の活動を、「音楽」「映像」「写真」、そして 「詩」という4つの面から検証。パッケージのデザインから作品の選定まで佐野元春の細部までのこだわりがギュっと濃縮された究極の作品選集です。
僕はこのボックスセットについては監修という立場をとっています。 内容的には1980年デビューから2010年に至るまでの佐野元春の、まず音源、音、音楽ですね。それと映像、ライブの映像。それとテキスト、それは詩であったりとかエッセイであったり。そうしたものを一つのボックスにまとめようという内容になっています。 しかし僕の30年を一つにまとめようというのは端から無理なわけで、そういうボックスをもしちゃんとやるんだったら、5ボックスぐらいにしないとダメなんじゃないかなと僕は思っているんですけれども。ただ、この30年で"佐野元春はどういう仕事をしてきたのか"ということを俯瞰して見るという点では、このボックスセットは有意義なものではないかなと思います。実際僕の音楽を初期の頃からフォローしてくれているジャーナリストや音楽評論家たちも参加してくれているので、しっかりした資料価値もあるものになったかなと思います。 このボックスセットには、スタジオレコーディングの音源、それからライブ映像、これも時間軸できちんとまとめられているんですが、その他に「佐野元春 音楽詩集」という詩集が付いています。これは、CDのインナースリーブに書いてあるリリック(歌詞)をただそのまま転用したものではないんです。詩集として、いわゆる"活字"として"定着した詩"として楽しめるように僕がリライトしています。音楽の中では、一つのイメージを表現するのに、日本語を使ったり、英語を使ったり、英語的なイメージでカタカナを使ったりしています。言葉の意味も大事なんですけれども、むしろ音楽の中で言葉が機能するということを優先させている結果として、英語やカタカナを縦横無尽に使っている。でも、それを一旦活字として、文字として抽出したときに成立しているかどうか、これは検証が必要なんです。成立している詩もある。けれども、あまりにも音楽の中で言葉を機能させることを優先させたために、活字として読んだ時にどうかって思えるものもある。それらについては全部僕が手を入れ直して活字として読んでも意味が通じるように、楽しめるようにリライトしています。 ですので、僕の純粋な音楽のリリック集というよりは、一旦「詩人・佐野元春」のフィルターを通した新たな佐野元春音楽詩集であると、こう思っていただいてよいです。 ぜひ楽しんでみてください。
※ファンクラブ(mofa)会報用のインタビューより抜粋、再編集したものです。
制作時期は2011年。想像を越えた天災と人災の後でした。 仕事を任された光栄を感じつつ、個人的なテーマになりますが、 "では音楽はどうあるべきなのか?"を自問自答しながらの作業になりました。 ポップ・ミュージックの影響力を決定するのは作り手ではなく、 聞き手のみなさんです。豪華な作品集を開封されたみなさんの忌憚のない御意見が、 たくさん佐野さんの耳元に届くといいなと思っています。
音事手伝い 長谷川博一
佐野さんのDVD BOX の話しが持ち上がったのは30周年YEARが始まろうとしていた2010年でした。 過去にも何度かマスターワークス的な映像を作らせてもらいましたが、今回ほど大規模なものは初めてでした。佐野さんを撮り始めてから20数年が経ち自分が直接関わっていないものも含めて大抵の映像は知っていたつもりが、とんでもない、掘り起こせば掘り起こすほど衝撃的な映像が出てきました。制作するにあたってまず、最初の作業は、全ての映像のリストアップ。佐野さん自らに聞いたり当時の関係者に聞いたりしてリストアップしていき、最初のFACT1にあたる部分だけでも膨大な量のリストが上がってきました。そしてそこからはリストアップされたものの中からどれだけのものが現存しているかを調べる作業。そしてそれをプレビューする作業。現存していてもそれがその当時のメディアで、現在は特別な場所の特別な機械でしか観られないことで時間を要し、さらにプレビューされる映像に、いちいち驚き感激し、作業に予想外な時間が費やされていきました。 そして編集作業。今回のDVD BOXの編集作業は膨大な量の素材をいかにカットしてソリッドにしていくかでした。発掘した素材の中でもコンディションが悪く再現できなかった素材はとても残念ながらカットせざるを得ませんでしたが、それでもかなりの量を現在の発達したテクノロジーのデジタル化によって救われていきました。 こうした今回の作業によって、調べれば調べるほど佐野さんの残してきたものの大きさを感じることが出来ました。改めて佐野元春という日本のある時代が産んだアーティストの偉大さを感じさせられた仕事でした。おそらく現在、この真の偉大さを認識している数少ない証言者の一人になったと自負しています。そして長年に渡り佐野元春を撮り続けさせてもらった事への感謝と、これからも同じ時代を共に歩んでいける誇りを胸に記録し続けたいと思います。
WHOOP 林ワタル
「Sound&Vision」の特製化粧箱制作について 出来上がって、少し距離をおいて見ると、改めて、文学全集の趣きですね。行程を振り返りつつ、今回の制作ポイントを紹介します。 外箱は封入する内容が最終的に決定して、様々な試作を経て(少々時間はかかりましたが)完成しました。布製の箱をイメージして可能性追求時期が少々あってオフセット印刷が可能だったので不織布に決まりました。写真の選びには時間を要しました。モノクロ・ポートレイトのモダンさと布の落ち着いた雰囲気と相まって従来にはなかった箱のイメージ。モノクロ写真の黒の背景に置かれた艶黒の箔文字と裏表紙の文字組にもエンボス(凹み加工)を施しました。 そして、箱の内側にもこだわりが。箱の内側には黒紙を貼りました。印刷の黒だと擦れたり封入物にも影響したりします。無駄のない、よりシンプルなデザインに感じてもらえると思います。こういう細部への目配りや恒久的な仕様を目指す事で時間がかかってしまいました。単に「充実した作品」とは一線を画した作品と思いますし、音楽を作る人が見たらジェラシーを感じる様な完成度の高いボックスセットです。
駿東 宏
今回私がデザインを担当したのは、外箱以外の(外箱に)封入される物全点です。 内訳は5種類の中箱と、その中箱に入るCD& DVDケースとレーベルデザイン。 1冊88ページの写真集(全 5冊、総ページなんと440ページ!)。 それに音楽詩集の装幀と、 中身の112ページに渡る文字レイアウト。と、 盛りだくさんのデザインをさせて頂きました。デザイン・コンセプトは佐野さんより、 「タイポグラフィーを中心とした、明治、大正・昭和初期の近代文学的 イメージ」でした。 5種類の中箱と音楽詩集は、まさにそういった匂いのするデザイン(図案)になったと思います。 詩集は佐野さんの 意向でタテ組にしました。書体も昔からある伝統的な明朝(モリサワ太 ミンA101など)を使い、 紙に関しても、カバーや表紙、見返しは 色違いの羊皮紙を使用しました。豪華なハード・カバー仕様も考えましたが、 佐野さんの「読みやすさ、持ち運びが簡単」という観点から、ソ フト・カバーにしました。特筆すべきは、 CD&DVDケース です。表から開いた中まで全体を包むように、使い込んだ革の素材を複 写して作りました。 この革の元はなんと!長年、佐野さんが愛用した英 国はハロッズ製のファイロファックス(システム手帳)なのです。 CDとDVDが入るポケット部分なども全てそうです。ぜひ手に取ってみて下さい。
石川絢士 [the GARDEN]
EARLY 80's MOTO LIVE COMPILATION~「スターダスト・キッズ」「ソー・ヤング」「彼女はデリケート」メドレー~(1983 「film NO DAMAGE」より)など初DVD化、未発表映像など、多数の貴重な映像が収録されています。
数千点にも及ぶ素材から、未発表・未商品化写真をメインに構成。もちろん貴重な写真も満載。佐野元春の歴史の背景を追いながらヴィジュアルで紡ぐ、斬新な作りとなっています。
今回のために、佐野元春自身がオリジナルの歌詞を"詩"としてとらえ、自ら改編を手がけた音楽詩集!メロディから解放された歌詞=詩が、新たな感動を生みだします。
膨大なライブ・アーカイブスから厳選した映像をメインに構成した映像集。各Factには約68分の映像が収められています。厳選されたライブ映像と共に、ドキュメンタリー映像<エピソード>が随所に折り込まれ、音楽映像表現の草分けとして知られる佐野元春の真骨頂を充分に堪能できる映像作品となっています。
01.EARLY 80'S TVK LIVE COMPILATION (1980 日本工学院)
02. EARLY 80'S NTV LIVE COMPILATION (1981 新宿ルイード)
03.EARLY 80'S MOTO LIVE COMPILATION (1983.3.18 中野サンプラザホール)
04ガラスのジェネレーション (1983.3.18 中野サンプラザホール)3:24 05ハートビート (1983.3.18 中野サンプラザホール)10:09
06.ロックンロール・ナイト (1983.3.18 中野サンプラザホール)8:09
07.悲しきレイディオ (1983.3.18 中野サンプラザホール)12:51 08.ハッピーマン・メドレー (1983.3.18 中野サンプラザホール)13:11
01.コンプリケイション・シェイクダウン (1985.5.29 品川プリンスアイスアリーナ)9:54 02.カム・シャイニング (1985.5.29 品川プリンスアイスアリーナ)5:46
03.シェイム - 君を汚したのは誰 (1985.5.28 品川プリンスアイスアリーナ)4:05
04.ヤングブラッズ (1987.3.1 新都市ホール)5:46 05.ストレンジ・デイズ -奇妙な日々 (1987.3.1 新都市ホール)4:10
06.アンジェリーナ (1987.9.15 横浜スタジアム)2:03
07.インディビジュアリスト (1987.3.1 新都市ホール)4:42
08.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)2:23 09.おれは最低 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)3:20 10.ブルーの見解 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)3:56
11.月と専制君主 (1989.8.25 横浜スタジアム)4:42 12.ボリビア -野性的で冴えてる連中 (1989.8.25 横浜スタジアム)2:57 13.愛のシステム (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)6:45
01.ぼくは大人になった (1990.12.28 大阪フェスティバルホール)5:12 02.クエスチョンズ (1990.12.28 大阪フェスティバルホール)3:01
03.愛のシステム (1991.3.1 木のアトリウム)2:59
04.恋する男 (1991.3.1 木のアトリウム)3:20
05.誰かが君のドアを叩いている (1992.3.23 神奈川県民ホール)5:04
06.ジャスミンガール (1992.3.23 神奈川県民ホール)4:42
07.ハートビート (1993.1.24 横浜アリーナ)7:23 08.レインボー・イン・マイ・ソウル (1993.1.16 大阪城ホール )5:40
09.新しいシャツ (1994.4.24 日本武道館)5:19 10.悲しきレイディオ (1994.4.24 日本武道館)11:51
11.サムデイ (1994.4.24 日本武道館)5:46
12.スウィート16 (1994.9.15 横浜スタジアム)4:12 13.新しい航海 (1994.9.15 横浜スタジアム)8:01
01.太陽だけが見えている -子供たちは大丈夫 (1996.12.24 横浜アリーナ)4:31
02.水上バスに乗って (1996.10.16 渋谷公会堂)3:37 03.すべてうまくはいかなくても (1996.12.24 横浜アリーナ)5:54
04.7日じゃたりない (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)6:28 05.ヘイ・ラ・ラ (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)7:41
06.ロックンロール・ハート (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)9:06
07.イノセント( (2000.3.11 日本武道館)5:23
08.トゥナイト (2002.10.11 ZEPP TOKYO)6:04
09.君の魂 大事な魂 (Video Clip)4:19
01.太陽 (2005.2.20 NHKホール)4:41
02.希望 (2005.2.20 NHKホール)3:52 03.地図のない旅 (2005.2.20 NHKホール)3:15
04.観覧車の夜 (2006.4.2 東京国際フォーラム)7:39 05.君の魂 大事な魂 (2006.4.2 東京国際フォーラム)5:18 06.国のための準備 (2006.4.2 東京国際フォーラム)3:13
07.星の下 路の上 (2009.7.26 ZEPP TOKYO)3:42 08.君が気高い孤独なら (2009.7.26 ZEPP TOKYO)5:20
09.月と専制君主 (2010.12.14 横浜BLITZ)4:54 10.ヤング・フォーエバー (2010.12.14 横浜BLITZ)4:15
11.ニュー・エイジ (2011.6.19 東京国際フォーラム)5:42 12.アンジェリーナ (2011.6.19 東京国際フォーラム)5:48
1.アンジェリーナ ('99 mix version)
2.ガラスのジェネレーション 2006 (Additional recorded version)
3.情けない週末
4.ナイトライフ
5.悲しきレイディオ
6.ハートビート(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド)
7.シュガータイム
8.ハッピーマン
9.ダウンタウンボーイ('99 mix version)
10.サムデイ
11.ロックンロール・ナイト
12.マンハッタンブリッヂにたたずんで(Original single version)
13.彼女はデリケート(Short edited version)
14.スターダスト・キッズ(Additional recorded version)
15.モリスンは朝、空港で(Original single version)
16.グッドバイからはじめよう(Original single version)
1.トゥナイト(Short edited for 7inch version)
2.シェイム-君を汚したのは誰
3.コンプリケイション・シェイクダウン(Short edited for 7inch version)
4.カム・シャイニング(Short edited for 7inch version)
5.ニュー・エイジ(Short edited for 7inch version)
6.シーズン・イン・ザ・サン - 夏草の誘い(Single mix version)
7.ヤングブラッズ(Single mix version)
8.インディビジュアリスト
9.99ブルース
10.ストレンジ・デイズ-奇妙な日々(Single mix version)
11.ワイルド・ハーツ-冒険者たち(Single mix version)
12.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日(Original single version)
13.ジュジュ
14.約束の橋(Original 7inch single version)
15.新しい航海
16.雪 - あぁ 世界は美しい(Short edited version)
1.ぼくは大人になった (Original single version)
2.ジャスミンガール (Original single version)
3.君を待っている
4.クエスチョンズ
5.スウィート16
6.レインボー・イン・マイ・ソウル('99 mix and edit version)
7.ボヘミアン・グレイブヤード
8.誰かが君のドアを叩いている
9.エイジアン・フラワーズ
10.また明日...
11.ミスター・アウトサイド
12.彼女の隣人(Single mix version)
13.君を連れてゆく
14.欲望
15.レインガール
16.エンジェル
1.楽しい時(Original single version)
2.ヤァ!ソウルボーイ(Original single version)
3.十代の潜水生活
4.経験の唄
5.水上バスに乗って
6.すべてうまくはいかなくても
7.風の手のひらの上
8.ロックンロール・ハート
9.ヤング・フォーエバー(Original single version)
10.ドクター(Short edited version)
11.マナサス
12.だいじょうぶ、と彼女は言った(Original single version)
13.君を失いそうさ
14.驚くに値しない
15.石と卵(featuring Bonnie Pink)
16.イノセント(Original single version)
1.月夜を往け (Single mix version)
2.君の魂 大事な魂 (Short edited version)
3.レイナ
4.希望
5.恵みの雨
6.国のための準備
7.太陽
8.光(final version)
9.星の下 路の上(Original single version)
10.荒地の何処かで
11.君が気高い孤独なら
12.呼吸
13.ラジオ・デイズ
14.コヨーテ、海へ
15.黄金色の天使
16.じぶんの詩(Fade out version)
※ 制作協力:ソニー・ミュージックダイレクト
【税込価格】
在庫あり
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1980年のデビューから2010年までの30年間にわたる佐野元春の活動を、「音楽」「映像」「写真」、そして
「詩」という4つの面から検証。パッケージのデザインから作品の選定まで佐野元春の細部までのこだわり
がギュっと濃縮された究極の作品選集です。
僕はこのボックスセットについては監修という立場をとっています。
内容的には1980年デビューから2010年に至るまでの佐野元春の、まず音源、音、音楽ですね。それと映像、ライブの映像。それとテキスト、それは詩であったりとかエッセイであったり。そうしたものを一つのボックスにまとめようという内容になっています。
しかし僕の30年を一つにまとめようというのは端から無理なわけで、そういうボックスをもしちゃんとやるんだったら、5ボックスぐらいにしないとダメなんじゃないかなと僕は思っているんですけれども。ただ、この30年で"佐野元春はどういう仕事をしてきたのか"ということを俯瞰して見るという点では、このボックスセットは有意義なものではないかなと思います。実際僕の音楽を初期の頃からフォローしてくれているジャーナリストや音楽評論家たちも参加してくれているので、しっかりした資料価値もあるものになったかなと思います。
このボックスセットには、スタジオレコーディングの音源、それからライブ映像、これも時間軸できちんとまとめられているんですが、その他に「佐野元春 音楽詩集」という詩集が付いています。これは、CDのインナースリーブに書いてあるリリック(歌詞)をただそのまま転用したものではないんです。詩集として、いわゆる"活字"として"定着した詩"として楽しめるように僕がリライトしています。音楽の中では、一つのイメージを表現するのに、日本語を使ったり、英語を使ったり、英語的なイメージでカタカナを使ったりしています。言葉の意味も大事なんですけれども、むしろ音楽の中で言葉が機能するということを優先させている結果として、英語やカタカナを縦横無尽に使っている。でも、それを一旦活字として、文字として抽出したときに成立しているかどうか、これは検証が必要なんです。成立している詩もある。けれども、あまりにも音楽の中で言葉を機能させることを優先させたために、活字として読んだ時にどうかって思えるものもある。それらについては全部僕が手を入れ直して活字として読んでも意味が通じるように、楽しめるようにリライトしています。 ですので、僕の純粋な音楽のリリック集というよりは、一旦「詩人・佐野元春」のフィルターを通した新たな佐野元春音楽詩集であると、こう思っていただいてよいです。
ぜひ楽しんでみてください。
※ファンクラブ(mofa)会報用のインタビューより抜粋、再編集したものです。
制作時期は2011年。想像を越えた天災と人災の後でした。
仕事を任された光栄を感じつつ、個人的なテーマになりますが、
"では音楽はどうあるべきなのか?"を自問自答しながらの作業になりました。
ポップ・ミュージックの影響力を決定するのは作り手ではなく、
聞き手のみなさんです。豪華な作品集を開封されたみなさんの忌憚のない御意見が、
たくさん佐野さんの耳元に届くといいなと思っています。
音事手伝い 長谷川博一
佐野さんのDVD BOX の話しが持ち上がったのは30周年YEARが始まろうとしていた2010年でした。
過去にも何度かマスターワークス的な映像を作らせてもらいましたが、今回ほど大規模なものは初めてでした。佐野さんを撮り始めてから20数年が経ち自分が直接関わっていないものも含めて大抵の映像は知っていたつもりが、とんでもない、掘り起こせば掘り起こすほど衝撃的な映像が出てきました。制作するにあたってまず、最初の作業は、全ての映像のリストアップ。佐野さん自らに聞いたり当時の関係者に聞いたりしてリストアップしていき、最初のFACT1にあたる部分だけでも膨大な量のリストが上がってきました。そしてそこからはリストアップされたものの中からどれだけのものが現存しているかを調べる作業。そしてそれをプレビューする作業。現存していてもそれがその当時のメディアで、現在は特別な場所の特別な機械でしか観られないことで時間を要し、さらにプレビューされる映像に、いちいち驚き感激し、作業に予想外な時間が費やされていきました。
そして編集作業。今回のDVD BOXの編集作業は膨大な量の素材をいかにカットしてソリッドにしていくかでした。発掘した素材の中でもコンディションが悪く再現できなかった素材はとても残念ながらカットせざるを得ませんでしたが、それでもかなりの量を現在の発達したテクノロジーのデジタル化によって救われていきました。
こうした今回の作業によって、調べれば調べるほど佐野さんの残してきたものの大きさを感じることが出来ました。改めて佐野元春という日本のある時代が産んだアーティストの偉大さを感じさせられた仕事でした。おそらく現在、この真の偉大さを認識している数少ない証言者の一人になったと自負しています。そして長年に渡り佐野元春を撮り続けさせてもらった事への感謝と、これからも同じ時代を共に歩んでいける誇りを胸に記録し続けたいと思います。
WHOOP 林ワタル
「Sound&Vision」の特製化粧箱制作について
出来上がって、少し距離をおいて見ると、改めて、文学全集の趣きですね。
行程を振り返りつつ、今回の制作ポイントを紹介します。
外箱は封入する内容が最終的に決定して、様々な試作を経て(少々時間はかかりましたが)完成しました。布製の箱をイメージして可能性追求時期が少々あってオフセット印刷が可能だったので不織布に決まりました。写真の選びには時間を要しました。モノクロ・ポートレイトのモダンさと布の落ち着いた雰囲気と相まって従来にはなかった箱のイメージ。モノクロ写真の黒の背景に置かれた艶黒の箔文字と裏表紙の文字組にもエンボス(凹み加工)を施しました。
そして、箱の内側にもこだわりが。箱の内側には黒紙を貼りました。印刷の黒だと擦れたり封入物にも影響したりします。無駄のない、よりシンプルなデザインに感じてもらえると思います。こういう細部への目配りや恒久的な仕様を目指す事で時間がかかってしまいました。単に「充実した作品」とは一線を画した作品と思いますし、音楽を作る人が見たらジェラシーを感じる様な完成度の高いボックスセットです。
駿東 宏
今回私がデザインを担当したのは、外箱以外の(外箱に)封入される物全点です。
内訳は5種類の中箱と、その中箱に入るCD& DVDケースとレーベルデザイン。
1冊88ページの写真集(全 5冊、総ページなんと440ページ!)。
それに音楽詩集の装幀と、 中身の112ページに渡る文字レイアウト。と、
盛りだくさんのデザインをさせて頂きました。デザイン・コンセプトは佐野さんより、
「タイポグラフィーを中心とした、明治、大正・昭和初期の近代文学的 イメージ」でした。
5種類の中箱と音楽詩集は、まさにそういった匂いのするデザイン(図案)になったと思います。
詩集は佐野さんの 意向でタテ組にしました。書体も昔からある伝統的な明朝(モリサワ太 ミンA101など)を使い、
紙に関しても、カバーや表紙、見返しは 色違いの羊皮紙を使用しました。豪華なハード・カバー仕様も考えましたが、
佐野さんの「読みやすさ、持ち運びが簡単」という観点から、ソ フト・カバーにしました。特筆すべきは、
CD&DVDケース です。表から開いた中まで全体を包むように、使い込んだ革の素材を複 写して作りました。
この革の元はなんと!長年、佐野さんが愛用した英 国はハロッズ製のファイロファックス(システム手帳)なのです。
CDとDVDが入るポケット部分なども全てそうです。ぜひ手に取ってみて下さい。
石川絢士 [the GARDEN]
EARLY 80's MOTO LIVE COMPILATION~「スターダスト・キッズ」「ソー・ヤング」「彼女はデリケート」メドレー~(1983 「film NO DAMAGE」より)など初DVD化、未発表映像など、多数の貴重な映像が収録されています。
数千点にも及ぶ素材から、未発表・未商品化写真をメインに構成。
もちろん貴重な写真も満載。佐野元春の歴史の背景を追いながらヴィジュアルで紡ぐ、斬新な作りとなっています。
今回のために、佐野元春自身がオリジナルの歌詞を"詩"としてとらえ、自ら改編を手がけた音楽詩集!
メロディから解放された歌詞=詩が、新たな感動を生みだします。
膨大なライブ・アーカイブスから厳選した映像をメインに構成した映像集。各Factには約68分の映像が収められています。厳選されたライブ映像と共に、ドキュメンタリー映像<エピソード>が随所に折り込まれ、音楽映像表現の草分けとして知られる佐野元春の真骨頂を充分に堪能できる映像作品となっています。
01.EARLY 80'S TVK LIVE COMPILATION (1980 日本工学院)
さよならベイブ(0:18)
グッドタイムス&バッドタイムス(0:19)
ナイトライフ(0:07)
(TVK "FIGHTING 80's")
02. EARLY 80'S NTV LIVE COMPILATION (1981 新宿ルイード)
夜のスウィンガー(0:41)
(NTV "THE LIVE")
03.EARLY 80'S MOTO LIVE COMPILATION (1983.3.18 中野サンプラザホール)
ソー・ヤング(0:39)
彼女はデリケート(0:28)
04ガラスのジェネレーション (1983.3.18 中野サンプラザホール)3:24
05ハートビート (1983.3.18 中野サンプラザホール)10:09
06.ロックンロール・ナイト (1983.3.18 中野サンプラザホール)8:09
07.悲しきレイディオ (1983.3.18 中野サンプラザホール)12:51
08.ハッピーマン・メドレー (1983.3.18 中野サンプラザホール)13:11
01.コンプリケイション・シェイクダウン (1985.5.29 品川プリンスアイスアリーナ)9:54
02.カム・シャイニング (1985.5.29 品川プリンスアイスアリーナ)5:46
03.シェイム - 君を汚したのは誰 (1985.5.28 品川プリンスアイスアリーナ)4:05
04.ヤングブラッズ (1987.3.1 新都市ホール)5:46
05.ストレンジ・デイズ -奇妙な日々 (1987.3.1 新都市ホール)4:10
06.アンジェリーナ (1987.9.15 横浜スタジアム)2:03
07.インディビジュアリスト (1987.3.1 新都市ホール)4:42
08.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)2:23
09.おれは最低 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)3:20
10.ブルーの見解 (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)3:56
11.月と専制君主 (1989.8.25 横浜スタジアム)4:42
12.ボリビア -野性的で冴えてる連中 (1989.8.25 横浜スタジアム)2:57
13.愛のシステム (1989.10.31 大阪フェスティバルホール)6:45
01.ぼくは大人になった (1990.12.28 大阪フェスティバルホール)5:12
02.クエスチョンズ (1990.12.28 大阪フェスティバルホール)3:01
03.愛のシステム (1991.3.1 木のアトリウム)2:59
04.恋する男 (1991.3.1 木のアトリウム)3:20
05.誰かが君のドアを叩いている (1992.3.23 神奈川県民ホール)5:04
06.ジャスミンガール (1992.3.23 神奈川県民ホール)4:42
07.ハートビート (1993.1.24 横浜アリーナ)7:23
08.レインボー・イン・マイ・ソウル (1993.1.16 大阪城ホール )5:40
09.新しいシャツ (1994.4.24 日本武道館)5:19
10.悲しきレイディオ (1994.4.24 日本武道館)11:51
11.サムデイ (1994.4.24 日本武道館)5:46
12.スウィート16 (1994.9.15 横浜スタジアム)4:12
13.新しい航海 (1994.9.15 横浜スタジアム)8:01
01.太陽だけが見えている -子供たちは大丈夫 (1996.12.24 横浜アリーナ)4:31
02.水上バスに乗って (1996.10.16 渋谷公会堂)3:37
03.すべてうまくはいかなくても (1996.12.24 横浜アリーナ)5:54
04.7日じゃたりない (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)6:28
05.ヘイ・ラ・ラ (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)7:41
06.ロックンロール・ハート (1998.3.29 大阪フェスティバルホール)9:06
07.イノセント( (2000.3.11 日本武道館)5:23
08.トゥナイト (2002.10.11 ZEPP TOKYO)6:04
09.君の魂 大事な魂 (Video Clip)4:19
01.太陽 (2005.2.20 NHKホール)4:41
02.希望 (2005.2.20 NHKホール)3:52
03.地図のない旅 (2005.2.20 NHKホール)3:15
04.観覧車の夜 (2006.4.2 東京国際フォーラム)7:39
05.君の魂 大事な魂 (2006.4.2 東京国際フォーラム)5:18
06.国のための準備 (2006.4.2 東京国際フォーラム)3:13
07.星の下 路の上 (2009.7.26 ZEPP TOKYO)3:42
08.君が気高い孤独なら (2009.7.26 ZEPP TOKYO)5:20
09.月と専制君主 (2010.12.14 横浜BLITZ)4:54
10.ヤング・フォーエバー (2010.12.14 横浜BLITZ)4:15
11.ニュー・エイジ (2011.6.19 東京国際フォーラム)5:42
12.アンジェリーナ (2011.6.19 東京国際フォーラム)5:48
1.アンジェリーナ
('99 mix version)
2.ガラスのジェネレーション 2006
(Additional recorded version)
3.情けない週末
4.ナイトライフ
5.悲しきレイディオ
6.ハートビート
(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド)
7.シュガータイム
8.ハッピーマン
9.ダウンタウンボーイ
('99 mix version)
10.サムデイ
11.ロックンロール・ナイト
12.マンハッタンブリッヂにたたずんで
(Original single version)
13.彼女はデリケート
(Short edited version)
14.スターダスト・キッズ
(Additional recorded version)
15.モリスンは朝、空港で
(Original single version)
16.グッドバイからはじめよう
(Original single version)
1.トゥナイト
(Short edited for 7inch version)
2.シェイム-君を汚したのは誰
3.コンプリケイション・シェイクダウン
(Short edited for 7inch version)
4.カム・シャイニング
(Short edited for 7inch version)
5.ニュー・エイジ
(Short edited for 7inch version)
6.シーズン・イン・ザ・サン - 夏草の誘い
(Single mix version)
7.ヤングブラッズ
(Single mix version)
8.インディビジュアリスト
9.99ブルース
10.ストレンジ・デイズ-奇妙な日々
(Single mix version)
11.ワイルド・ハーツ-冒険者たち
(Single mix version)
12.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
(Original single version)
13.ジュジュ
14.約束の橋
(Original 7inch single version)
15.新しい航海
16.雪 - あぁ 世界は美しい
(Short edited version)
1.ぼくは大人になった
(Original single version)
2.ジャスミンガール
(Original single version)
3.君を待っている
4.クエスチョンズ
5.スウィート16
6.レインボー・イン・マイ・ソウル
('99 mix and edit version)
7.ボヘミアン・グレイブヤード
8.誰かが君のドアを叩いている
9.エイジアン・フラワーズ
10.また明日...
11.ミスター・アウトサイド
12.彼女の隣人
(Single mix version)
13.君を連れてゆく
14.欲望
15.レインガール
16.エンジェル
1.楽しい時
(Original single version)
2.ヤァ!ソウルボーイ
(Original single version)
3.十代の潜水生活
4.経験の唄
5.水上バスに乗って
6.すべてうまくはいかなくても
7.風の手のひらの上
8.ロックンロール・ハート
9.ヤング・フォーエバー
(Original single version)
10.ドクター
(Short edited version)
11.マナサス
12.だいじょうぶ、と彼女は言った
(Original single version)
13.君を失いそうさ
14.驚くに値しない
15.石と卵
(featuring Bonnie Pink)
16.イノセント
(Original single version)
1.月夜を往け
(Single mix version)
2.君の魂 大事な魂
(Short edited version)
3.レイナ
4.希望
5.恵みの雨
6.国のための準備
7.太陽
8.光
(final version)
9.星の下 路の上
(Original single version)
10.荒地の何処かで
11.君が気高い孤独なら
12.呼吸
13.ラジオ・デイズ
14.コヨーテ、海へ
15.黄金色の天使
16.じぶんの詩
(Fade out version)
※ 制作協力:ソニー・ミュージックダイレクト