日本人が英語を話せない7つの理由 「どんな言語であれ、適切な練習をすれば話せないことはない。英語も同じだ。しかし、日本人は…」ケビン・バーンズ先生に伺いました。ユーキャンの『スピークマスター』、ユーキャンの英語教材

ケビン・バーンズ先生

Kevin Burns(ケビン・バーンズ)プロフィール カナダ、バンクーバー出身。ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。現在、東海大学講師。1989年に来日し、英語学校で日本人に英会話を教え始める。その後、英会話スクールKevin’s English Schoolを設立。学生、主婦、社会人など幅広い層に向けて、工夫を凝らしたユニークな指導を行う。「学習者は楽しんでいる時、最大の学習効果を得る」ことを念頭に、常に楽しめる授業を行うことをポリシーとしている。

Kevin Burns(ケビン・バーンズ)プロフィール

理由その1…
英語を「話す練習」が不足しているから

英語を話せるようになるためには、「勉強」ではなくて、英語を「話す練習」が必要なんだ。多くの日本人は、たくさんの英文法や英単語を記憶する「勉強」はしているけど、英語はあまり話せないよね。話すどころか、英語を聞いて内容を理解することすらままならない。それはなぜか?英語を「話す練習」が不足しているからなんだ。

英語には「Practice makes perfect.」ということわざがある。つまり、「練習こそが成功の決め手」ということだね。僕が高校で教えていたとき、生徒たちはかなり英語を話す力を伸ばしていた。それは、英語を「話す練習」を積み重ねていたからだ。彼らは、授業中押し黙っていたことはなく、いつも積極的に声を出していた。「Practice makes perfect.」を、見事に体現していたんだね。

話すケビン・バーンズ先生

理由その2…
「文法中心主義」になっているから

日本の多くの英語教育機関では、驚くほど正確な文法にこだわって、それを生徒にたたき込むことに熱心だ。それは、昔ながらの日本の英語教育の、悪しき風習の名残なのかもしれない。その結果、多くの日本人が小難しい文法の海で難破してしまっていて、とても残念だ。言語(英語)学習の目的は、まずはコミュニケーションのはずなのに。

インターネットの発達で世界がより身近になり、生活でもビジネスでも、英語の重要性はますます高まってきている。しかし、毎年多くの日本人が、「今度こそ英語を話せるようになろう」と英会話の勉強を始めても、気が付くと「これは文法的に正しいか」ばかりを気にして、なかなか英語を話せないままなんだ。そんな悪循環は、もう今日で終わりにしよう。

英語の本のイメージ
いつの間にか、文法ばかりが気になって…

理由その3…
「読む」「書く」などの、「サイレント・スキル」中心の勉強になっているから

「読む」「書く」などの、いわゆる「サイレント・スキル」中心の学習になっていると、なかなか英語を話せるようにはならない。以前、大学で教えていた学生は、分厚い単語帳を作り、一生懸命「読む」「書く」の勉強に励んでいたけど、英語は話せなかった。僕とコミュニケーションをとるときは日本語で話し、英語を口に出そうとしなかったんだ。

英語でのコミュニケーションには、「サイレント・スキル」ではなく、「リスニング」と「スピーキング」の練習が必要だ。そして、英語を話せるようになりたいのなら、「リスニング」と「スピーキング」の二つを同時に練習できる、「シャドーイング」という学習法がお薦めだよ。

「シャドーイング」とは、聞こえてくる英文に対し、影(シャドー)のように後を追って発音し、マネをする英語学習法です。ユーキャンの英会話CD教材『スピーク・マスター』で採用しています。
英語を書くイメージ
英語を口にしないと、話せるようにならない

理由その4…
「受け身のリスニング」になっているから

それでは、英語の音を聞く「リスニング」は、(「読む」「書く」などの「サイレント・スキル」ではないから)手放しで褒められるかというと、そうではない。日本での「リスニング」はたいてい、「質問に答えるためのリスニング」にとどまっているからだ。「質問に答えるためのリスニング」は、受け身のアプローチで済む場合がほとんど。しかし、実際のコミュニケーションは受け身では済まない。積極的に、こちらから英語を口にしなければ成立しないんだ。

その点、英語を「シャドーイング」することは、受け身ではない、「積極的なリスニング」になる。なぜなら、自分でもほぼ同時に、聞いた通りの英語を口にすることが求められるからだ。もう「受け身のリスニング」はやめて、「シャドーイング」に切り替えよう。

リスニングをするケビン・バーンズ先生

理由その5…
英語に対するコンプレックスがあるから

僕が以前教えていた高校には、英語に対するコンプレックスを持つ生徒たちもいた。彼らを教えていて実感したのは、コンプレックスが英語学習の妨げになっているということだ。

どんな言語であれ、適切な練習をすれば話せないことはない。英語も同じだ。しかし、日本人は英語を話せないことを、「自分のせい」か、あるいは「英語が難しすぎるせい」にしていないだろうか。それは両方とも違う。これまでの「英語学習法のせい」なんだ。

「シャドーイング」など、英語を話すために適した学習法に切り替えよう。正しい英語学習法で、「英語を話せる自分」を実感できれば、英語に対するコンプレックスは捨てられるはずだ。

英語の本棚のイメージ
「どうせ話せない」と考えていないか

理由その6…
間違えることを恐れているから

大学の英語の授業では、何か尋ねられても、モゴモゴと口の中で答えている人が多い。「自分の英語は間違っているかも」「みんなの前で恥をかきたくない」という気持ちが、その原因だと思う。これは、英会話スクールに来ている生徒たちでさえ同じだ。英会話のクラスなのに、恥ずかしがって小声でしか話さない人もいる…!

「間違ったって恥ずかしくない」「発音が英語らしくなくたって構わない」と、意識を切り替えることが必要だ。学校の授業であれ、学習教材を使って自分で勉強するのであれ、英語を話せるようになるためには、間違いをいとわずに英語を口に出すことが大切。実際、間違いから学ぶことは多い。間違えると印象に残って、意識して直そうとするからね。

話すケビン・バーンズ先生

理由その7…
「英語を話す必要」を感じられていないから

これまでは、日本には外国人が少なく、日本人が日本で暮らしていく上で、英語を話す必要がなかった。つまり英語は、「これがなければ生きていけないという必需品」ではなかったのだ。

外国人が増えた今の日本でも、この状況は劇的には変化していないかもしれない。「英語を話せるようにならなければ生きていけない」と、切羽詰まっている人は少ないと思う。しかし、英語を話せるようになりたいなら、そんな気持ちの切り替えが必要だ。「英語を話せるようになったらこんなことができる」と、具体的な目標や可能性を見据えて、「英語を話す必要」を自分で作り出していこう。

外国人と話す日本人のイメージ
英語が話せる自分を想像してみよう
英語を話すための効果的な学習法「シャドーイング」を採用した、
英会話CD教材『スピーク・マスター』をお薦めします。
ガッツポーズをするケビン・バーンズ先生

『スピーク・マスター』のコアとなっている「シャドーイング」は、あなたの「リスニング」と「スピーキング」の力を同時に鍛えることができる、効果的な学習法だ。「シャドーイング」によって、あなたは英語の音と意味を注意深く聞くことができるようになる。そして、会話でよく用いられる基本的な英語表現を繰り返し練習することで、実際に英語を話す体験もできるんだ。

さらに、それだけじゃない。重要な語彙と文法を丁寧に編集した『スピーク・マスター』の会話文を「シャドーイング」していると、あなたの中に眠っている語彙や文法の力が目覚めるはずだ。

もちろん、英語の発音だって良くなる。いつもネイティブの発音を意識してマネするから、繰り返し練習すればするほど、発音が良くなるんだ。また、通じる英語を話すには、一語一語の発音よりも文全体のイントネーションが大切だが、『スピーク・マスター』では、それも身につけることができる。

「Practice makes perfect.」=「練習こそが成功の決め手」だ。「習うより慣れろ」。『スピーク・マスター』で英語を話す練習を始めて、あなたも今度こそ、ぜひ英語が話せるようになってほしい。

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ユーキャンの通信販売限定のため、一般の書店やCDショップなどではお求めになれません。 ユーキャンの『スピークマスター』、ユーキャンの英語教材詳しくは今すぐこちらから シャドーイングの体験もできます。