圧倒的な歌唱力と表現力で"歌怪獣"とも称される歌手・島津亜矢さん。
14歳という若さで故郷を離れ、15歳の時「袴をはいた渡り鳥」で歌手デビュー。
2001年には『第52回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした、日本が誇る演歌歌手です。
渾身の演歌はもちろん、歌謡浪曲からポップス、洋楽まで、
ジャンルを超えた彼女の驚異の歌唱力は、聴く人に大きな感動を与えます。

ここでは、そんな"歌怪獣"島津亜矢さんの人生と魅力について、ご紹介します。

※以下、すべてのインタビューの内容は、CD全集『島津亜矢の世界』観賞アルバムより抜粋。

島津亜矢のここがすごい①
生まれる前から演歌漬け!"えん歌の申し子"島津亜矢の誕生

1971年(昭和46年)3月28日、熊本県鹿本郡(現在の熊本市北区)で大きな産声と共に、 "えん歌の申し子"島津亜矢が誕生しました。
その力強い産声から、母・久美子さんは 「泣き声が太いから演歌を歌える」と直感したといいます。

島津亜矢さんと演歌の出会いは、誕生の少し前――
「生まれてくる子は、演歌が歌える子になってほしい」と、 お腹にいる頃から、
母・久美子さんは胎教のように演歌を聴かせていたそうです。
島津亜矢さんは次のように話しています。

物心ついたときには体にも心にも、もうすっかり演歌が沁み込んでいたんです。
幼稚園の連絡帳に「チューリップの歌を歌うときに、こぶしが回っています」 と書かれたこともありました(笑)。

島津亜矢のここがすごい②
3歳で才能が開花、まさに天才少女!

3歳の頃には、母・久美子さんの手ほどきで演歌の英才教育を受け、『のど自慢大会』に初めて出場。
大人顔負けの歌唱力で、まさかの優勝を果たしました。
その後も出場を続け、6歳の時には、手にした優勝の数は100本を超えます。
地元のテレビ関係者は「まさに天才少女でしたよ」と絶賛しています。

13歳の時『長崎歌謡祭』に熊本県代表として出場した際、 テイチクレコードにスカウトされた島津亜矢さんは、14歳という若さで故郷・熊本を離れ、作詞家・星野哲郎さんに弟子入り。
15歳にして、星野哲郎さん作詞「袴をはいた渡り鳥」で堂々のデビューを果たしました。
当時の心境を島津亜矢さんはこう語っています。

親元を離れて上京するのはちょっと不安でしたが、それよりも、歌手になってこれからどんな素晴らしい 世界が待っているかと、そちらのほうが楽しみだったような気がします。

ちなみに「島津亜矢」は芸名で、本名は「島津亜矢子」さん。
星野哲郎さんが、「"亜矢子"より"亜矢ちゃん"の方が親しみやすい」ということで芸名をつけられたそうです。
この芸名にはこんなエピソードも…

一時は“球磨川亜矢”にされそうだったんですよ。
熊本に日本三大急流の一つといわれる球磨川という川がありまして、 星野先生がそちらを推されたこともあったそうです。 あとで聞いて、 「“くまがわ”亜矢じゃなくてよかった〜」と思いました(笑)。

▲恩師・星野哲郎氏とともに。

島津亜矢のここがすごい③
"歌怪獣"島津亜矢の真骨頂は、やはり「演歌」!

幅広い表現力と驚異の歌唱力で、多彩な歌声を披露する島津亜矢さん。
彼女の真骨頂はなんといっても「演歌」です。張りのある力強い美声、丁寧でクセのない節回しは日本の宝と言えます。


人との縁を何よりも大切にし、いつも感謝の念を込めて歌う島津亜矢さん。
誠実で慈愛に満ちた彼女の人間性が編み込まれた歌声は、一曲聴くだけで優しい気持ちに包まれます。

"歌が好きで好きでたまらない"
――歌う喜びを胸に全身全霊で歌う姿、磨き抜かれた天下一品の歌唱力から、 おさえきれない歌への情熱が伝わり、思わず涙が溢れるほどです。

かつてインタビューでは、「演歌というジャンルをどう思いますか?」 という質問に、このように答えています。

演歌は、人の心の奥底や枝葉を歌う、素晴らしい歌だと思っています。
ですから私は、演歌歌手と呼ばれることを誇りに思います。

島津亜矢のここがすごい④
演歌だけではない!島津亜矢のジャンルを超えた表現力!

「島津亜矢」といえば、紅白で魅せた数々のカバー曲を思い出す方も多いのではないでしょうか?
『第69回NHK紅白歌合戦』で「時代」(中島みゆき)を歌唱した際は、 自身の公式ホームページが一時的にダウンするほどの反響の高さでした。

2010年にリリースしカバーアルバム『SINGER』では、
中島みゆき「地上の星」、ホイットニー・ヒューストン「I WILL ALWAYS LOVE YOU」、
中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」など、演歌以外の洋邦の楽曲を圧倒的な表現力で歌い上げました。

2021年3月に発売した同シリーズのアルバム『SINGER 7』では、
若者に絶大な人気を誇るKing Gnuの「白日」や、Official髭男dismの「Pretender」などが収録され、幅広い世代へ認知を広げています。

カバーに対する想いはデビュー前からあった、という島津亜矢さん。
インタビューでは、「デビュー前、どんな歌手になりたいと思っていましたか?」 という質問に、このように答えています。

美空ひばりさんのような歌手ですね。
ひばりさんは歌手としてとても大きな方で、 どんなジャンルをお歌いになっても自分のものにしていらっしゃる。
それはすごいことだと、小さい頃から憧れていました。
それで自分もひばりさんのように、演歌に限らずいろんな歌を歌いこなせるようになりたいと、 ずっと思っていました。

この言葉通り、まさに美空ひばりさんのように、様々なジャンル、世代の楽曲を歌いこなす島津亜矢さん。
聴く人が彼女の歌に感動する理由は、テクニックはもちろん、「とにかく歌が、音楽が大好き」という島津亜矢さんの想いがあるからかもしれません。
どんな歌も自分のものにしてしまう"亜矢節"で、 これからどんなカバー曲を披露されるのかとても楽しみです。

島津亜矢のここがすごい⑤
ファン想いの贅沢すぎるYouTube! 島津亜矢【公式】歌怪獣チャンネル

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、予定していたコンサートが中止や延期が余儀なくされた2020年3月――
直接会うことができないファンのために、いち早くYouTubeチャンネルを開設し、7月には初めての配信ライブを開催されました。

チャンネル内では、デビュー曲「袴をはいた渡り鳥」から十周年記念曲「海鳴りの詩」、三十五周年記念曲「眦(まなじり)」など、 様々な曲を島津さんが歌い上げる姿をご覧いただけるとても贅沢なチャンネルとなっています。
さらに、2021年に行われた配信ライブのおまけ映像として、井上陽水と安全地帯のデュエット曲「夏の終りのハーモニー」を甥っ子のTaiyoさんと一緒に歌う動画も投稿されています。

島津亜矢のここがすごい⑥
どこまでも上を目指す向上心

歌手として、人間として、さらなる高みを目指す島津亜矢さん。
そんな彼女の向上心は次のような言葉にも表れています。

皆様のおかげで、歌手として本当にいい人生を送らせていただいていますので、 このまま精進を続けたいと思います。
私は亥(いのしし)年生まれで、性格的にかなり猪突猛進のところがあって、
横にかわすことを知らず、まっすぐ突っ込んで激突するタイプだと思います(笑)。
まだまだ薄っぺらい人間ですから、もっと深みのある、 人生の師である星野哲郎先生に一歩でも近づけるよう努力したいと思っています。

いかがでしたか?
“歌怪獣”と称されるのも納得の、島津亜矢さんの「すごさ」を知って、天下一品の歌を聴いてみたい! コンサートに行ってみたい!と思った方へ、 ご自宅に居ながらにして、島津亜矢さんの魅力をたっぷり味わうことのできるユーキャンのラインナップをご紹介します。

インタビューの内容は、CD全集『島津亜矢の世界』観賞ガイドより抜粋。

島津亜矢の世界 CD全10巻

当代演歌界の至宝・島津亜矢、ここに極まる!

天下一品の歌唱力で、変幻自在の艶声で、 真心込めて、亜矢が歌います。
女艶歌、男援歌、歌謡浪曲、名作歌謡劇場、歌謡曲…「すべての“うた”が好き、色々なジャンルに挑戦したい」の言葉どおり、演歌はもちろんのこと、大ヒット歌謡曲や人気の歌謡浪曲まで…そのレパートリーは多岐にわたります。

ユーキャンの通信販売限定のため
一般の書店やCDショップなどではお求めいただけません。

詳しくは今すぐこちらから

島津亜矢リサイタル傑作選 DVD全7巻

のびやかで張りのある艶声、 “歌ごころ”を宿す天下一品の歌唱力―。
たゆまぬ努力と燃える情熱で、歌の道をひたむきに歩んできた島津亜矢。
2016年12月26日に東京で上演された「30周年記念 島津亜矢コンサート2016一夜かぎりのスペシャルステージ」――。名唱の結晶ともいえるリサイタル映像をDVD全7巻にわたり集大成した、愛蔵版コレクションが誕生しました。
演歌、流行歌、歌謡浪曲、そして「名作歌謡劇場」…千変万化の歌声と圧巻の表現力で観客を魅了するリサイタルは、まさに“亜矢節”の真骨頂! 何度見ても元気をもらえる感動のリサイタルを、これからはいつでもご自宅でお楽しみいただけます。

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