目のあたりがアラスカ原住民が付けている雪めがね、遮光器に似ていることからこう呼ばれている。3000年ほど前のもので、亀ヶ岡文化の名を広めた出土品と言える。

• ●旧石器時代
• ●縄文時代
• ●森の文化
• ●海の文化
• ●山の文化

上部には人間の眼を思わせる模様「邪視文」が見られる。祭祀に用いられたと考えられている（広島市教育委員会提供）。

• ●水田稲作の伝来
• ●大集落の発生と展開
• ●新しい技術と交易
• ●倭国の乱

水鳥形の埴輪。ヤマトタケルが白鳥となり昇天した伝説と関連があるとされる（大阪府・津堂城山古墳／藤井寺市教育委員会資料）。

• ●巨大古墳はなぜ造られたか
• ●巨大古墳の被葬者像
• ●継体天皇の登場
• ●横穴式石室の広がり
• ●群集墳

赤はベンガラという顔料で、吉備地方特有の弧帯文が刻まれている。宮山墳墓群は、総社市三輪山の丘の上にあり、全長が推定38mほどで前方後円墳のような形をしているが、最も高い後円部の高さは3mほどしかない。弥生時代から古墳時代に移る頃に築かれた前方後円墳の前身と言えるかもしれない（岡山県立博物館蔵）。

• ●出雲の地域学
• ●青銅器文化
• ●集落と墓
• ●日本海の交流
• ●出雲の産業
• ●吉備の地域学

グスクは、海を見下ろす高台に築かれた城砦で、中国や東南アジアとの交易の拠点ともなっていた。沖縄は北海道とともに日本列島の両端であるために、文化的に遅れていると思われがちだったが、それぞれ島づたいに大陸へつながるその地形から考えると、大陸との中継地帯としての思わぬ共通点を見出すことができる。

• ●北の文化
• ●南の文化
• ●チャシとグスク

福岡県・志賀島出土。刻まれた文字は「漢の委の奴の国王」と読むことができる。倭人や奴国が存在し、しかも中国と交渉を持っていたことを示す資料と言える。紀元57年、倭の奴国王が中国・後漢の光武帝へ貢物を献上した際に与えられた印にあたるものとされる（福岡市博物館所蔵）。

• ●北の文化
• ●弥生時代
• ●記号表示の試み
• ●漢字はいかにして受け入れられたか
• ●国家の誕生と文字
• ●文字の普及と新文化の受容
• ●生活と文字
• ●文字文化の全国的な普及