【読みもの】渡辺和子シスターが語る 美しい人生の実らせ方 9つのヒント

人生80年という長寿の時代を迎え、第2の人生をどう考え、どのように過ごすかが、大切になっています。

誰しもが心美しく豊かでありたいと考える一方、物質的には豊かであっても、何か心が満たされない…。あるいは、一生懸命生きているつもりなのに、まるで足かせがついているように、物事がなかなかうまくいかない…。日常生活においては、家族に優しく接したい、ご近所付き合いを円滑にしたい、そんな思いを持っていらっしゃる方も、少なくないことでしょう。

そのような悩みを持つ方々の心に、そっと優しく寄り添い、「幸せの意味」や「悲しみの価値」を、見つめ直すお手伝いをしてくださるのが、シスターとして、そして教育者として、長年ご活躍された渡辺和子先生です。

あなたに贈る愛のメッセージ

渡辺和子シスターが語る 美しい生き方の実らせ方 9つのヒント

ご著書がベストセラーになるなど、多方面でご活躍された渡辺和子シスターも、幼き日に遭遇した2・26事件にて最愛の父親を目の前で失い、母親との精神的な軋轢を抱え、信仰を持ってからもうつ病になるなど、壮絶な人生を過ごしてきました。

しかしながら、「こんなはずではなかった」人生に、一つ一つ向き合い、真摯に受け止めてきた、渡辺和子シスターだからこそのお言葉が、穏やかで温かい愛情と輝きをもって、胸に迫ってくるのです。

渡辺和子シスターが語る
美しい人生の実らせ方
9つのヒント

ヒント1

「の」の字で相手を受け入れる。

例えば、夫が会社から戻ってきて、「ああ今日は疲れた」と言った時に、知らん顔してその言葉を聞き流したり、「私だって、一日結構忙しかったのよ」と自己主張したのでは、二人の間はうまくゆきません。

その時に、「ああそう、疲れた」と、相手の気持ちをそのまま受け入れてあげることが大切なのです。

(【CD】渡辺和子講話集「愛をこめて生きる」より)

ヒント2

時間の使い方は命の使い方。

この世の中には「雑用」というものはなく、私たちが用を雑にした時に、「雑用」が生まれます。

ぞんざいな時間を使うと、ぞんざいな人生が残ります。丁寧な時間を使うと、丁寧な人生が残ります。愛のこもった時間、そして憎しみのこもった時間。それはそれぞれの人生を、変わったものにしていくと思います。

(【CD】渡辺和子・青山俊董講演集「美しき人へ」より)

ヒント3

求めるよりも与えるのが本当の愛。

どういうことかと言いますと、例えば日常の挨拶。相手の方に期待した“欲しいな”と思うものがもらえなかった時、それは一つの損をしたわけです。

けれども 、シングルに損を終わらせないで、もう一つ損をする。つまり、くださらなかった方を許し、むしろこちらのほうから差し上げる。それは「ダブルの損」なのですが、この「ダブルの損」をして初めて愛が生まれ、主体性が保たれるのです。

「求めるよりも与えるのが本当の愛」ということです。

(【CD】講話集「いのちを見つめて」より)

ヒント4

人生の穴の真意。

思いがけない悲しみ、苦しみという「穴」が空いたからこそ、見えるものがあると思うのです。

(【CD】渡辺和子講話集「愛をこめて生きる」より)

ヒント5

ほほえみで幸せに。

ほほえみは、お金も時間もかからず、相手を幸せにする力がございます。

(【CD】渡辺和子・青山俊董講演集「美しき人へ」より)

ヒント6

年をとらないための「3つの化粧品」。

1. いつもにっこり笑うこと。
2. 人の身になって思うこと。
3. 自分の顔を恥じないこと。

この「3つの化粧品」は、お金がいらない、使っても減らない、使えば使うほど質がよくなる、どこへでも持っていける。そして、アンチエイジング、つまり、年をとらないために、とても大事な「化粧品」だと思います。

(【CD】渡辺和子・青山俊董講演集「美しき人へ」より)

ヒント7

エレベーターの「閉」のボタンを押さない。

エレベーターのドアは、「閉」のボタンを押さなくても閉まるものです。閉まるまでにかかる時間は四秒でした。その四秒が待てるか、待てないか。私は決心をいたしまして、待てる自分になろうと思いました。

「なぜ、そんなちょっとした時間にこだわるのですか?」とおっしゃる方もありますが、時間にこだわっているのではなくて、四秒すら待てない自分になること、いつもイライラ、せかせかしている自分になることが怖かったのです。

(【CD】渡辺和子講話集「愛をこめて生きる」より)

ヒント8

面倒だと思ったら、脱いだ履物を揃える。

面倒だと思ったら、脱いだ履物を揃えましょう。自分が使った椅子を、元通りに直して立ちましょう。ゴミが落ちていたらば拾いましょう。

面倒なことをしないでおくこともできますけれど、する自由も私たちにはある訳です。自分の怠け心と戦って、自分の意志を強くしていく為に、とても大切なことだと思います。

(【CD】講話集「いのちを見つめて」より)

ヒント9

当たり前がありがたい。

輝くものばかりを追い求めていると、その生活は貧しいものになってしまいます。そうではなく、すべてを自分にとって意味あるものにしていく。

当り前を輝かして生きていく。感動することを忘れないで生きていく。当り前をありがたいととる、そういう心を持つことが大事です。

(【CD】渡辺和子講話集「愛をこめて生きる」より)

限りない穏やかさと優しさを音声で。
渡辺和子シスターに語りかけられているようなCD集。

9つのヒントは、いかがでしたでしょうか?思わず共感し、身近なエピソードにふと笑顔がこぼれた方も少なくないかと思います。そして、「ほんの少しの積み重ね」で、人生が美しく豊かに変わっていくということを、お感じいただけたのではないでしょうか。

こちらのページでご紹介した9つのヒントは、渡辺和子シスターご本人が語る音声CD集より、一部をご紹介したものです。

渡辺和子シスターに、優しく穏やかに語りかけられているような感覚は、音声ならではの体験です。渡辺和子シスターの語り口はとても穏やかで美しく、ただ聴いているだけでも、至福の時間となるでしょう。「人の声って、こんなにも美しかったのか」と、驚かれることかと思います。

心美しく豊かな人生を目指して。「今すぐにでも実践すべき」と思えるお話が、渡辺和子シスターのCD集には、たくさん詰まっています。ご自身の言葉として身に付きますよう、繰り返しお聞きになってみてはいかがでしょうか。